【3月30日】風呂本氏、オータニミュージアムコンサートに出演(4/12) |
|
|
|
作者 webmaster
|
2009/03/30 月曜日 22:20:05 JST |
第129回オータニミュージアムコンサート「風呂本佳苗 ピアノコンサート」
日時:4月12日(日) 14:00~ プログラム: ボーン・ウィリアムス「グリーンスリーブス幻想曲」 ピーター・ウォーロック「民謡前奏曲集」 エルガー「愛の挨拶」「威風堂々第1番」他 会場西宮市大谷記念美術館 〒662-0952 西宮市中浜町4-38 Tel:0798-33-0164 HPアドレス http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
要申込 対象者:小学生以上 定員:100名 参加費:無料(別途入館料が必要) 申込方法:3月29日(日) 9:00より電話にて受付
■交通機関ご利用の場合 ○ 阪神電鉄「香櫨園」駅下車、南西へ徒歩6分 ○ JR「さくら夙川」駅下車、南西へ徒歩15分 ○ 阪急電鉄「夙川」駅下車、南西へ徒歩18分
音楽の友3月号に1月の風呂本佳苗ピアノリサイタル評が掲載されました。 ”夜を聴く”のタイトルで、先ずベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第14番(月光)」を弾いた。澄んだ音色である。丹念に音を積み重ねながら、巧みなデュナーミクで幻想的な雰囲気と同時に不安を内包する情熱を描き出した。続くドビユッシー(月の光が降り注ぐテラス)、バルトークの(夜の音楽)、ラベル(夜のガスパール)から<オンディーヌ>で憧れと透徹、不安と錯綜の同居する”夜”特有の感性を演出できたのも(月光ソナタ)で提示した奏法の効果だろう。 後半は「夜想曲」の曲想につながる小品が配置された。フォーレ「ノクターン」に続いてスクリャービン「詩曲ーー夜想曲」、リスト(巡礼の年)から<ジュネーヴの鐘>、山田耕筰の<月光に棹さして>、最後にラトビア出身の作曲家、ヤーセプス・ヴィートリス(月の光の下で)「2つの小品<眠れわが子よ><波の歌>で締めくくった。純化された響きだけでなく、異化された響きも含む選曲だが、それは波乱に翻弄される現在の世界を暗示し、聴衆の思索を誘発した。真摯で暖かい演奏がそれを可能にしたのだろう。(1月3日・兵庫県立芸術文化センターホール) (嶋田邦雄)
|