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【4月29日】ジンタルスとの1週間 加藤民子 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2018/04/29 日曜日 19:06:18 JST


ラトビア音楽祭の実行委員長として大奮闘した加藤晴生専務理事夫人の加藤民子さんから、来日したジンタルスと共にと過ごした1週間の手記をお寄せ頂きました。加藤夫妻の献身的な努力と多くの方々の暖かいおもてなしで、16年ぶり3度目来日のジンタルスの皆さんは日本の最も素晴らしい季節を最高にエンジョイしたようです。全文をそのまま掲載します。(編集部)

 

ジンタルスとの1週間

加藤民子

 

私はバルト三国のリガから来日したラトビアの女性合唱団『ジンタルス』が成田空港到着から離日するまでの1週間を貸切バスの中もホテルでも同行した。

2017年3月28日、成田着10:30着でジンタルスが到着ということで、主人と私、岩手大准教授の堀口大樹さんが出迎えた。丁度到着時刻には全員が出て来て、皆さんがラトビアの貨幣から日本の円に取り替えるものと思っているとそんなこともなく、さあ行きましょうという。(すでにリガで全員両替を済ませて来ていたのだ。)貸切バスを呼んでも13時まで来る予定はないという、空港内で昼食を済ませて下さいとJTBの職員は言っている。しかし32名が1度に入れるレストランもないし、いくつかのグループに別れて食事するとお支払いしてあげられない。そこでコンビニで団員の皆さんにおにぎりでもパンでも好きな物を選んで飲み物と一緒にカゴに入れて下さいと言って選んでもらった。

色々な味のおにぎりを選んでいた。空港内で昼食を済ませ一路柏まで。道中は混んでいなくて車窓の風景も春一番の美しさで桜も開花していた。

 

夕方から流山での交流会(随分早くから計画し、準備を進めていたので『ジンタルスいらっしゃい!』という雰囲気が溢れていたのではないかと私は欠席であったが想像している。

その夜ホテル宿泊は19名で、あとの13名は柏市と流山市の国際交流協会のお世話でホームステイさせて頂いた。(ホームステイ先の方々と私は前以って2度程お会いし話し合いの会を持った。)ジンタルス団員にとっても日本人の家庭に触れて見る良い機会となった。

 

3月29日午前中、柏市内の旧豪農吉田邸を見学し、布施弁財天に参拝し御守りをお土産に20個も買っている団員がいたとの案内役を引き受けてくれた英語に堪能な2名の主婦たちの報告があった。今年は桜の開花が早く丁度見頃でジンタルスを迎えてくれたようだった。桜山をそぞろ歩き、私が住んでいる布施新町にバスは到着した。私を含め5軒の家で昼食を準備して待っていた。1軒に6名の団員に分かれて布施新町のお家にお邪魔した。

我が家にも指揮者のアイラさん、堀口先生を含め8名がおいで下さった。まずトイレと洗面所をお教えした。我が家でトイレに3人程の人々が並んだのは初めての事であった。ウオッシュレットや立ち上がれば流れるトイレの仕組みに感動していたのが印象的であった。ラトビアの方は初めてのものに挑戦しようという意識が強くお出しする飲み物も日本茶を1番良く飲んだし、試みに〝みたらし団子“を皿に盛ってみていたらどんどん食べてすぐになくなってしまった。肉料理もミートローフより醬油味の焼豚の方に手を伸ばす方が多かった。

昼食を取りながら幾多の話に花が咲いたが、印象が強かったのは皆さんのお仕事は市役所の戸籍係とか、警察の税金査察係(日本でいうマルサの女?に当るお仕事)テレビ・ラジオの原稿を書くディレクター等皆フルタイムで男性と肩を並べて仕事しながら主婦役そしてジンタルス団員としての合唱の練習をこなしていた。うちお一人が色々な商品を扱う仕事に就いていて家の電気釜に興味を持たれたので、台所まで入って頂き「これが電気釜よ」とお見せしたり、話題が寿司の中に入っている〝山葵”になり生の山葵はないけれど日本にはチューブに入ったわさびがあると冷蔵庫から出してお見せしたりした。

2:30になって、バスが待っている通りまで歩きながら町の色々な家々を見て

1軒の家の前で「あれはギリシャのミコノス島の家にそっくり」と真っ白に青い窓枠の家を見て驚いていた。

我孫子のふれあいホールでの演奏会は500席満席に近く、特に近所の主婦達にはこの様な所で外国の女声合唱が聴けるなんて幸せだと喜んで頂いた。ジンタルスの演奏は柔らかな優しい声だがボリュウームもあり、心に響く合唱であった。アカペラ、ピアノ付き曲、太鼓の伴奏付き、鈴の音が入っている曲もあり、バラエティーに富んで楽しく聞けた。この演奏会を支えてくれたのは出演して下さった地元の合唱団、我孫子市民合唱団、合唱団みつばち、コール・マイン、クォリス・ブンビエリのご協力であった。

19:00~21:00このふれあいプラザ9階の多目的ホールでの交流会も随分前から準備されて手作りの会場で『ようこそ日本へ』という雰囲気でなごやかに過ぎていった。

 

3月30日、柏から西早稲田に貸切バスで行く道中、六義園に入り日本庭園を楽しんだ。西早稲田のレストランで昼食、早稲田奉仕園演奏会に向かった。

奉仕園は教会なので雰囲気も良く、響きは良かった。

共演の桜楓合唱団の演奏は柔らかく優雅なメロディーを響かせた。又早稲田大学グリークラブの学生達はとても元気よくはつらつとした声を響かせた。

 

3月31日、ジンタルス団員の東京見物の日でホテルにガイスマ団員やその友人達、協会員2名などがそれぞれ5名のジンタルス団員を引き連れて自分達がここにお連れしようと思った場所に案内した。浅草と太鼓博物館、隅田川のほとりを桜吹雪の中を散策し、次に渋谷の交差点から人々の流れを見たグループ、巣鴨のとげぬき地蔵に行き、次に和服の試着をして和の雰囲気を楽しんだグループ、上野から銀座方面に行ったグループ、浅草から六本木方面に行ったグループ、それぞれの趣向で東京を案内して下さった。

 

41日、いよいよ『第5回ラトビア音楽祭』の当日、ジンタルスもやや緊張していたが、実力のある「NHK東京児童合唱団ユースシンガーズ」や「お江戸コラリアーず」の演奏に力を得て、本来の実力が発揮できたものと思う。私も合唱団「ガイスマ」で歌い合同ステージでジンタルス団員に挟まれその声に包まれて歌ったのは幸せであった。

演奏会後の打上げパーティはラトビア共和国大使館で100名以上の人々で賑やかに開催された。

 

4月2日、鎌倉への観光ツアーとしてジンタルス団員27名とガイスマ団員6名が参加した。バスが建長寺に到着すると鎌倉市観光協会の方々が出迎えて下さり、建長寺をガイドして頂いた。座禅のスタイルを面白がってやっていた。ラトビア人のまず何事にも積極的に楽しみそして又ガイドさんを困らせない静かな統制の取れた態度の見られる性格が喜ばれた。昼食の時、ラトビア大使が合流され、御一緒に大きなハンバーガーを召し上がった。その後全員は鎌倉市庁舎に行き、鎌倉市長さんにお会いし、お礼にジンタルスが1曲その場で歌った。アカペラでプログラムにない曲を何曲も歌える彼女達をすばらしいと思った。

印象的だったのは江ノ電で長谷寺に行き、海を見たいという団員たちの希望により由比ヶ浜海岸に降りて行った。団員達は全員靴や靴下を脱いで海に入り、子供のようにはしゃぎ海水の触れる感触を楽しんでいた。

                                                                                                

43日、早朝ホテル発成田に向かった。空港でお別れの時1曲歌って下さり通りすがりの人々から拍手が起こった。そして一人一人が行列となり私をハグして下さった。7月に又ラトビアの歌の祭典でお会いしましょうと約束して-----

最終更新日 ( 2018/04/29 日曜日 19:06:29 JST )
 
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