【12月8日】N児の第44回定演を聴いて 加藤民子 |
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作者 webmaster
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2015/12/08 火曜日 11:43:48 JST |
N児の演奏を聴いて
去る11月22日(日)にNHK東京児童合唱団第44回定期演奏会に行って来ました。(於 東京オペラシティ・コンサートホール タケミツ メモリアル) (写真はチラシ裏に掲載された前回のものです) どのステージも素晴らしく立派で豪華な感じに演奏されました。総勢約190名の子供達が一生懸命歌い、それぞれ自分の持ち場を守り、音のハーモニーを醸し出し、又ステージ上での振りも一糸乱れずその動きはステージだけでなく客席の間の通路をも使い、1人も 特に別な事をする子はいなくて見事に演出されていました。 今年は戦後70年そして東日本大震災から5年目を迎え社会全体に人々が不安を覚え、未来に平和を強く意識する今日、そのテーマはそういう今日にぴったりとふさわしく、「あしたへのひかり」と掲げられていました。 【第一部】アカペラの響き このステージでは2日間に亘る定期演奏会の幕開けのステージにふさわしい全団員による演奏でこの演奏会にかける決意がひしひしと感じられ、全曲を暗譜で、次のステージが楽しみになるすばらしい演奏でした。アカペラで演奏されしかもイタリア語、英語、フランス語、ラトビア語、ラテン語と外国語の発音もきれいにマスターしていました。 【第ニ部】「IN TERRA PAX」(地に平和を) この地球に生きるもの、全ての命のための「IN TERRA PAX」“地に平和を”小学5年生から大学生までの幅広い年齢の少年少女達による演奏、実に力強く、作曲者荻久保和明さんの求めておられた≪祈り≫を表現していました。 【第三部】放送とともに ラジオメドレー 昔懐かしい「とんがり帽子」「朝はどこから」「森の水車」「ラジオ体操の歌」など思わず一緒に歌いたくなる曲ばかりで明るく楽しく、のびのびと歌っていました。 【第四部】「子どもたちの遺言」 2013年初演「子どもたちの遺言」というニ台のピアノとパーカッション伴奏の混声曲は力強く、声高らかに、重厚な演奏でした。長大な楽譜を全て暗譜で、時々入る子供達のセリフは清潔感にあふれとても感動的で、心に響いて来ました。信長貴富作曲のこの作品、「N児の子供達はこの作品を歌うのが大好き」と指揮者大谷研ニ先生がプログラムに書いておられます。書かれています様に子供達の感性にぴったりの曲を指導者の尽力で益々磨き上げられ、最高に聴衆の心に染み込んで行きました。「何を歌いたいのか、訴えは何なのか」というテーマが強く伝わってくる演奏でした。さすがNHK東京児童合唱団です。【加藤民子】
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最終更新日 ( 2015/12/20 日曜日 11:25:13 JST )
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