【12/15】ラトビア大使館でソルヴェイガ・セルガのピアノリサイタル |
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作者 webmaster
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2008/12/15 月曜日 00:51:19 JST |
グルジア、ウクライナ大使らも招かれた洒落たサロンコンサート ラトビア期待の星で本国では抜群に人気がある女流ピアニスト、ソルヴェイガ・セルガのピアノリサイタルが10月20日夜、ラトビア大使館で行われた。大使館で開かれるピアノリサイタルは昨年のラウマ・スクリデに次ぐ二人目。 演奏会には国際政治の世界で話題の多い国、グルジア、ウクライナの大使やスエーデンの参事官、わが国外務省の方、当協会の藤井会長などが見え、懇親会では時折聴きなれない外国語がきこえてくるなど、いつもとはかなり雰囲気が違った20数名のしゃれたサロンコンサートだった。 プログラムは自作を含めて全てがラトビアの曲。ヤーニス・メディンシュ (ピアノのための[ダイナ集]より第6番~第10番)、ヤーニス・イヴァノフス「三つの素描曲」、ルーツィヤ・ガルータ「二つの前奏曲」、ソルヴェイガ・セルガ「ソナタファンタシァ”何処へ?”」、ヴィートルス「波の歌」。アンコールは同じくヴィートルスの「ララバィ」を演奏。澄んだ音色に時には極めてシャープにまた時には優しさが溢れる音遣いで聴衆を魅了した。 ソルヴェイガ・セルガは8歳の頃からダールジンシュ音楽学校でピアノ奏法を学んだ後、ラトビア音楽アカデミーにてピアノと作曲を学ぶ。現在はラトビア文化学士院の博士課程に在籍。2000年にフランスのマリーズ・シェラン第七回国際ピアノコンクールにてディプロマを獲得。その後、ニューヨークのブリテン・オン・ザ・ベイ国際ピアノ音楽作曲コンクールにおいて幻想風ソナタ「何処へ?」で入賞し、当地で楽譜が出版された。2004年、ラトビア文化学士院より「ラトビアの国家的独自性を持つ作曲家」として高い評価を受けた。 ピアニストとしてはラトビア国内はもとよりフランス、イタリア、オーストリア、米国などの他、2005年から2007年にかけてはベルギー国内各地でコンサートを開催、2006,2007年は東京オペラシティリサイタルホールほかで演奏会を開催している。2008年リガのブラックへッドにて開催された日本紹介の写真展中に、尺八の為のソロ曲”川面の輝き”と”花びら”の2曲を作曲し発表した。2009年10月来日予定。 写真 1、若くてチャミングなソルヴェイガ・セルガ 2、ソルヴェイガ・セルガさんを紹介するヴァイヴァルス大使。 3、藤井威日ラ音協会長も招かれる。右端は加藤専務理事夫人
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最終更新日 ( 2008/12/21 日曜日 23:34:10 JST )
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