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【3月19日】黒沢さんが講演 第4回カルチャーサロンのご案内 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2014/03/19 水曜日 16:32:57 JST

 黒沢歩会員の「ダンスシューズで雪のシベリアへ~あるラトビア人家族の物語」翻訳出版を記念し、講演と歌の「第4回カルチャーサロン」を大使館と共催で下記の通り開催します。是非ご出席ください。 

第4回カルチャーサロン

 日時 4月17日(木)18開場  1830分開演

 場所 ラトビア共和国大使館 (渋谷区神山町37-11)

 講演/黒沢歩 「ダンスシューズで雪のシベリアへ」について(仮題)

 ソプラノ独唱/宮部小牧・ピアノ/前川夏 「日本の歌、ラトビアのうた」〈仮題) 

 会費 3000円 

※会員以外の参加希望者は原則として会員紹介が必要 

※終演後、恒例の懇親会があります。 

【申込み先】 頴原(えばら)信二郎 宛

        電話とファックス 0425651839 

       メール このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい

※満員になり次第締め切ります。

この数年に読んだ本で一番感動しました!Latvija編集長 徳田浩】

   多忙な中でも読書のひとときは今も至福の時間ですが、黒沢歩さん翻訳の新刊は400ページの大冊を2日間で夢中で読了しました。読み始めた日のFacebookに、私はこんな一文を知人たちに配信しました。 

「今朝から読み始めた〈ダンスシューズで雪のシベリアへ~あるラトビア人家族の物語〉、いや、凄い!この数年に読んだ本の中でベスト1の感動を味わっています。他のことに全く手がつかない状況です。翻訳した黒沢さんは、ラトビアに関心のある人なら誰でも知っている才女、天皇皇后がラトビアを訪問した時に通訳も務めました。この本の表紙と、昨日、ラトビア大使夫妻の主催で行われた出版記念パーティの写真を掲載します。私は黒沢さんの著書“木漏れ日のラトビア”“ラトビアの蒼い風”を読んで彼女のファンになりましたが、とにかく今度の本は凄い! 是非、買って読んでください」。

 大国に翻弄され続けたラトビアの現代史は私もある程度の知識がありましたが、この本は強制追放でシベリアの寒村に抑留された家族の思いを、実に生々しく描いています。想像を絶する悲劇の中で繰り広げられる人間ドラマに感涙の連続でした。苦痛に耐え続けたラトビア人の誇りはラトビア人であることでした。2009年に旧ソ連から独立を回復した喜びを痛いほど感じました。 戦後、日本人もシベリアで同じ体験をした訳ですが、大国のエゴと戦争の悲劇を今更のように痛感しました。

 著者のサンドラ・カルニエテ女史は、シベリアで苦しい抑留生活を必死で耐えて前向きに生きた両親の間で生まれ、4歳の時にやっと両親と共に祖国ラトビアの地を踏みます。彼女は成人して、有名な「人間の鎖」を率先するなどラトビア独立運動を主導し、独立に大きな役割を果しました。さらに独立後最初の内閣の時に、外務省生え抜きのエリートとして入省し、現在もEU議会議員として活躍、政党「統一」のリーダーを務めています。この本はフランス大使時代に執筆しました。出版記念パーティで藤井会長も激賞されていましたが、ラトビアを熟知する黒沢さんの翻訳が素晴らしく、一気に読了させる迫力は見事の一言です。詳しくは下記ページをご覧ください。

226日】黒澤歩氏の労作出版記念パーティ 大使夫妻主催

33日】心温まるパーティでした 黒澤歩さん出版記念  

※講演当日、ご希望があれば図書持参の方に著者がサインします。大使館では書籍の販売ができませんので、あらかじめ書店でお求めください。出版元は「㈱新評論、価格は3500円+税」。書店にない場合は同社へお申し込みください(03-3202-7391 担当は寿波(すなみ)さん)。なお、同社の好意で、当協会関係者は特別価格3000円(税とも)+送料290円でお求め頂けることになりました。 

【出演者プロフィール】 

黒沢 歩(くろさわ あゆみ)茨城県東海村出身。1991年に大学卒業後、ソビエト崩壊後のモスクワに語学留学し、再生ロシアでの生活を体験する。1993年、来日した当時のラトビア文化大臣ライモンズ・パウルス氏に出会い、ラトビアに関心を持つ。同年、日本語教師としてリガの日本語学校へ。日本語を教えながらラトビア大学文学部でラトビア文学を学び始める。1997年、ラトビア文学修士号を取得し、通訳および翻訳を始める。2000年に開設された在ラトビア日本国大使館勤務を経て、2006年よりラトビア大学現代語学日本語講師を務める。2009年帰国。著書に、歴史と伝統、民族関係と言語問題に触れた「木漏れ日のラトヴィア」(2004年・新経論)、「ラトヴィアの青い風」(2007年・新評論)がある。日本ラトビア音楽協会会員。 

宮部 小牧(みやべ こまき):ソプラノ   東京芸術大学卒業。同大学院修士課程修了。安宅賞受賞。明治安田生命文化財団助成にてウィーン国立音楽大学修了。友愛ドイツ歌曲コンクール優勝、セルトゲンボス国際声楽コンクール(オランダ)、日本音楽コンクール等入賞。ラインスベルク音楽祭(ドイツ)、札幌PMF音楽祭に出演。「奥様女中」「フィガロの結婚」「魔笛」「ウィンザーの陽気な女房たち」「ドン・パスクアーレ」「リゴレット」「ホフマン物語」「ラ・ボエーム」 「ナクソス島のアリアドネ」「電話」などのオペラに主要な役で出演。 「インテルメッツォ」「美しい水車小屋の娘」で東京室内歌劇場公演に出演。バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「ハ短調ミサ」「レクイエム」、ハイドン「四季」、ベートーヴェン「荘厳ミサ」「第九」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」等オラトリオ出演も数多い。ドイツ歌曲を中心としたリサイタルを継続して行っている。二期会、日本声楽アカデミー会員。聖徳大学音楽学部及び同大学院兼任講師。   

最終更新日 ( 2014/03/20 木曜日 12:03:25 JST )
 
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