1月16日付けでこのページに紹介した石坂廬会員の翻訳出版「悲しみと希望~ラビン首相の孫が語る祖父・国・平和」に多くのアクセスがありましたが、同会員に問合せたところ、現在10冊の翻訳原稿があると連絡がありました。「少子高齢化、活字離れ、出版不況の真っただ中で、なかなか思うようになりませんが、95歳の母の介護をしながら、何とか出版を実現できるようがんばっています」と付記されていました。応援の意味を込めて音楽関係のものを中心に紹介します。なかなか興味深いものがあります。早稲田グリー昭和45年卒、リリックなテノールで、その美声は定評があります。【Latvia編集室】
「マリアン・アンダーソン」、「ルチアーノ・パヴァロッティ」の自伝が完成し、「トスカニーニ」は推敲中です。 他に「デブのご婦人が歌うとき:オペラ史はこう教わるもの」、「バッハ、ベートーヴェン、少年たち:音楽史はこう教わるもの」が完成し、「それ行け、ヘンデル」は、これから推敲します。これらは欧米的なユーモアたっぷりの本でとても面白い読み物です。しかし、日本ではドイツ音楽史観に支配されているので、教育界から抵抗があるかもしれません。 例えば、「音楽の父」バッハ、「楽聖」ベートーヴェン・・・他。しかし、バッハはイタリアのヴィバルディを尊敬していて、その音楽を拝借しています。ドイツの音楽史ならバッハ=音楽の父でもよいかもしれませんが、西洋音楽史なら、父とは言えないのですが。 ベートーヴェンはトイレに行くのが面倒で、自分のピアノの下に便器を置いて用を足していたようです。それを悪ガキに見られて、からかわれていたみたいです。ワーグナーもぼろくそです。 以下は少年少女向けの訳書です。すべて完成しています。 音楽書では、「音楽家たちの生涯:順調なとき、不遇のとき、そして隣人たちが思ったこと」 若者向けで、完成しております。米国では色々な賞を取っている本です。 少年少女向けの発明発見の偉人たちの本では、「グレゴール・メンデル:遺伝子の発見」(遺伝学の創始者の位置にある聖職者)、「チェスター・カールソン:電子コピー機の開発」(ゼロックスコピー機の開発者)、「ヘンリー・ベッセマー:鉄から鋼を作る」(高層ビル建設への道を拓く)、「アレクサンダー・フレミング:ペニシリンの発見」(感染症治療に光明)、 「フレデリック・バンティング:インスリンの発見」(糖尿病患者何百万人の生命を救う)などが完成しています。科学に貢献した人々のシリーズとして出版できればと願っています。 他に歴史関係で、「アウシュヴィッツの歴史」を訳し終えた状態で、これから推敲して完成します。野球では「ランディ・ジョンソンの自伝」に文藝春秋「ナンバー」が関心をもってくれましたが未掲載です。 With lots of love and many kisses, 石坂 廬
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