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【1月29日】情報断片 河西麻希リサイタル、総会などなど PDF プリント メール
作者 webmaster   
2013/01/29 火曜日 13:35:26 JST

 情報断片20132 

                                                    Latvija編集長 徳田浩 

  114日、東京の初雪はドタ雪になりました。さすがに外出予定は中止し、DVDに録画しておいたマリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団のベートーベン全交響曲演奏を8時間聴きました。昨年サントリーホールで4日間、日本の聴衆を完全に魅了した演奏会ですが、ヤンソンスの凄さに改めて圧倒されました。今週は土曜日に協会の総会が行われ、翌27日にはお馴染みの河西麻希さんの、全てラトビアの作曲家による作品で構成した意欲的なリサイタルを聴き興奮しました。皆様の熱いご支援を得て、Latvija20号の編集に取り掛かれることになりました。

 河西麻希サクソフォーン リサイタル(127日・けやきホール) 

 

 プログラムの全てをラトビア人作曲家による作品で構成した極めて意欲的なリサイタル(タイトル「ラトビアの祈り」)で、満員の聴衆にラトビア音楽の魅力を満喫させた。私にとっても至福の時間だった。彼女が最も愛する作曲家ルーツィヤ・ガルータの作品を軸に、3人の若い作曲家の作品を取り上げたが、強い意志表示と甘美なメロデーが交錯する変化に富んだ作品群はまさにラトビア音楽を象徴するものばかり。先ず「瞑想」(ガルータ)の至福の響きで魅了し、同時にサックスの音色がこんなにも美しく典雅に響くものかと驚嘆する。前半の最後に演奏された「風景」は、カールリス・ラーツィスが彼女の為に作曲した魅力作品。凄いテクニックを求められる大変な難曲を完璧に弾き終えた安堵の表情が何とも美しかった。彼女の素晴らしい財産だろう。後半のガルータ歌曲集では彼女のラトビアへの深い愛をしみじみ感じた。彼女自身がサックス曲に編曲したのものだが、なろ ほど、ラトビアはこんなに美しく個性的でハートフルな国なんだと…。そして最後の交響詩“黄金の馬”(ガルータ)は15分余の変化に富んだオーケストラ作品を、ピアノとサックスで極めてエネルギッシュに演奏した。東洋風な香りが漂う極めて中身の濃い重厚な作品と、ピアノとサックスの二重奏の域を遥かに超えた最高のパフォーマンスに酔いしれた。「前回はぐったりしてアンコールの余裕がなかったが…」と話しながら最後に演奏したガルータの小品(ヴァイオリンとピアノの為の作品を彼女が編曲したもの)は、この演奏会に爽やかな余韻を残してくれた。全体を通じて荒尾岳児のピアノが秀逸だった。会場では、彼女が「背が高いイケメンで最高に素敵な方です」と紹介したヴァイヴァルス大使が、終始熱い拍手を贈り続けていた。彼女が日ラ親善に尽くした功績は計り知れないと感じた。終了後、彼女を激賞し、大使との2ショットを撮影して表へ出たら、澄み切った寒い空に輝く満天の月が実に美しかった。とても幸せは気分になった。写真は熱演の様子と演奏会直後に撮影した大使との2ショット 

 

 

 2013年度総会・懇親会(126日・アイビィーホール青学会館)

      当協会は今年、創立9年目を迎える。26日に恒例の総会・懇親会を開催し、午前中に開いた理事会で報告された役員改選、24年度事業報告と会計報告、25年度事業計画と予算案が全て承認された。というより、総会では藤井会長の発案で、「配布した資料を後で見て下さい」と固い会議を省略して、藤井会長の挨拶、岡村副会長の乾杯の音頭ですぐに懇親会に移った。会長は「今年は、ヴァイヴァルス大使の任期満了帰国(8月)をはじめ、歌の祭典参加(7月)、第3回ラトビア音楽の集い開催(5月)など、加藤専務理事らはボランティアの苦労が集中する年、皆様ともども感謝したい。予算がない広報もHPのアクセスが125万を超えるなど頑張っているが、少しでも盛り上げるため、私も大使時代の経験を活かして“写真で見るラトビアの歴史”を連載している。久しぶりに発行する「Latvija20号」に関して名刺広告にも協力願いたい」と短い挨拶をした。編集子からひとこと付言すれば、藤井会長の新連載は大変な力作で、是非アクセスしてお読みになるようお薦めしたい。更に、募集を始めた名刺広告に熱いご支援を賜りつつあり、Latvija20号は2月に発行できることになった。 岡村副会長は乾杯の前に、8月に帰国するヴァイヴァルス大使の功績を讃え深い謝辞を表した。岡村副会長は敬愛する大使への惜別の意を込めて5月のラトビア音楽の集いに早々とノンギャラ出演を決めた経緯がある。ヴァイヴァルス大使は「新年会お招きありがとう。私が在任している間にラトビアはあらゆる分野で日本と近くなった。協会に深く感謝したい。2012年はラトビアにとって感動的な年で国民総生産はEUの中でも上位を占めた。日本への輸出も多様になり、日本人のラトビア訪問数が1万を超えた。第2回ラトビア語弁論コンテストの大成果も特筆したい。伝統として定着するよう願っている。在任中最後になる第3回ラトビア音楽の集いを楽しみにしている」と格調高く挨拶した。大使は7年余の任期を終えて8月に帰国されるが、参集した会員は感傷的な気持ちになった。 この日の出席者は40名余だったが、極めて有意義な談笑の輪を広めた。今回は写真をボランティアカメラマンの会員に任せたので、到着後に別ページで、出席された方の氏名や懇親会の模様、総会の報告承認事項(人事・事業・会計など)を掲載する。宴半ばに素敵なサプライズもあった。写真は大使の挨拶を微笑ましく聞く藤井会長 

早稲田グリーOBによる男声合唱団「TMW」第1回演奏会

 

  総会があった日の夜、渋谷区文化綜合センター大和田伝承ホールで聴いた。プロ出身の丸山はるお君(早稲田グリー1966年度学生指揮者)がリーダーを務める13人の小編成グループで、我々年代にはたまらなく懐かしいポップスを18曲演奏した(全て丸山君の編曲)。全員ワセグリ昭和40年代卒の俊英たちでなかなか楽しい演奏会だった。実はこのグループの結成は、5年前に私の同期の作曲家・鈴木淳君(当協会会員)が男声合唱による団塊の世代への応援歌「還らざる日々」を企画し、“この世代の歌えるメンバーを集めてくれ”と要請されて声をかけたメンバーが中心になったもの。したがって個人的にはとても期待して少しヒヤヒヤしながら聴いた。随所に“さすが!”と感じさせる歌唱とハーモニーがあったが、“このメンバーならもっと良いサウンドを聴かせられるははず”という若干の不満もあった。やや練習不足か。それはともかく、私自身もかつて同じような小編成グループを結成して20年近くも楽しい演奏活動を続けていただけに、同じコンセプトを持つ後輩グループの誕生は感慨深かった。素敵な仲間たちと好きな曲を楽しく歌い続ける幸せは格別で、先輩の立場からも心から共感し、熱い声援の拍手を贈った。300の客席はほぼ満席で、それぞれが楽しさを満喫した表情だった。内容的にはプログラミングも含めて、次回を期待したい。ちなみにTMWという名称はTeam Maruyama of Wasedaの頭文字。発展を祈る。長く歌い続けてくれたまえ。 

雪の日のヤンソンスとネルソンス 

 大雪のお陰で、かねてからDVDに収録しておいたマリス・ヤンソンスとアンドリス・ネルソンスの演奏をたっぷり聴き直すことができた。昨年サントリーホールで4日間にわたって行われたバイエルン放送交響楽団のベートーベン全交響曲演奏会は大きな話題を集めたが、ヤンソンスと10年に及ぶ蜜月関係がなし得た大きな成果だった。第九は3人のソリストをドイツから招き(アルトは藤村実穂子=好演)、合唱はバイエルン放送合唱団が演奏したが、ヤンソンス入魂の捧に唸った。同時に2番、4番、8番などがこんなに素晴らしい作品だったことを痛感させられた。ラトビアが生んだ巨匠は今や引っ張りだこの人気で世界に燦然と翔き続けている。個人的にもますます好きになった。

 愛弟子のネルソンスの活躍も目覚しい。ヤンソンスのベートーベンに続いて同じくDVDで、先ずネルソンスが振るベルリンフィル・ワルトビューコンサート2012を聴いた。年1回、野外音楽堂で行われる大コンサートだが、超満員の大観衆が若いヤンソンスに熱烈な声援を贈っていた。この日は全てチャイコフスキーの作品。コンマスの樫木大進と笑顔で交わすアイコンタクトが、何とも魅力的でたまらなく嬉しかった。前から感じていたが、指揮法がヤンソンスそっくりなのが何とも微笑ましい。ネルソンスがメトロポリタンでトゥーランドットを指揮したことも記憶に新しいが、最近のオペラでの大活躍も目を見張るものがある。この機会にもう一つと散りだしたDVDは、2011年夏にバイロイト音楽祭生中継を録画した「ローエングリーン」全3幕。延々4時間余。指揮はアンドリス・ネルソンス。いやはや、大雪のお陰で我が家は終日、素晴らしい音の洪水に見舞われることになった。写真は合間に撮影したマンションの表(新目白通り)と裏(神田川)の雪景色です。 

   

  

最終更新日 ( 2013/02/01 金曜日 09:42:22 JST )
 
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