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【7月14日】ブラボー!帆船日本丸を愛する男声合唱団 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2012/07/15 日曜日 14:06:38 JST

帆船日本丸を愛する男声合唱団第17回定期演奏会 

 

 

『おおらかに歌いとばそう』

 

大町正人君の創団の精神が見事に継承されていた!

 

   

 大町正人君が他界して早や1年(78日)、1994年に彼が創設した「帆船日本丸を愛する男声合唱団」の第17回定期演奏会を聴いた(714日・神奈川県立音楽堂)。大町君の創団の精神は「港ヨコハマに相応しい海の歌を、おおらかに歌いとばそう」。その言葉通リ、とにかく豪快に歌いとばした。歌の合間に随所に出てくる指揮者や団員の曲目解説と称する話が実に楽しく、多彩なメンバー構成を浮き彫りにしてくれる。ほとんどが、社会のあらゆる分野の第一線で働く、あるいは働いていた中高年で、文字通り躍進日本時代を支えた人たちが、無心な表情で16曲を暗譜で豪快に歌いとばした。1曲ごとに嵐のような拍手が沸き、超満員の会場と見事な一体感が形成された。私自身も、足踏みしたくなるほど心から楽しさを味わった。アマチュアの男声合唱はかくありたいと強く思った。 

発声や合唱テクニックは二の次と言いながら、若い白石卓也指揮者(この団ではキャプテンと称す)の卓越した音楽性とリーダーシップが団員(クルー)の心を見事に捕らえ、演奏もなかなか充実していた。「何が何でもあなたに後を継いでもらいたい、あなたの都合は一切考えない」と、大町君が強引に口説いたという。クラシック界の惑星・白井氏は個々の合唱技術もしっかり向上させながら、大町君の創団の精神を何よも大事にしていることが伺えて嬉しかった。登場するソリストもそれぞれ立派。とりわけ、“Wild Rover(放浪者)”のソロは音楽的にも心に染みた。 

大町君が死んだ時、“あまりも大町一色だったこの合唱団はどうなるのだろうか”と思ったこともあったが、杞憂に過ぎなかった。新キャプテンと個性豊かなクルーの見事な一体感で、大町君の音楽の心が脈々と受け継がれている。天国で聴いている大町名誉キャプテンの満足げな微笑がくっきり見えた。 この演奏会のもう一つの魅力でもある大町ますみさんのソロに、今回はひときわ大きな拍手が贈られた。大町君とのデユオコンサートを、もう一度だけでいいから聴きたいとしみじみ思った。(徳田 浩 記) 

当日のプログラムや合唱団の詳細は下記をクリックしてご覧ください。 http://home.k01.itscom.net/ssnippon/

最終更新日 ( 2012/07/15 日曜日 14:41:33 JST )
 
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