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【3月15日】東日本大震災による災害お見舞い PDF プリント メール
作者 webmaster   
2011/03/16 水曜日 19:03:30 JST

  情報断片(20113号)  

                       Latvija編集長 徳田  

日本人の偉大さ・素晴らしさを再発見 

 大震災から早や5日、想像を絶する惨劇でした。テレビに映し出される「HELP」「SOS」の大きな文字に胸が締め付けられました。何度も何度も涙を流しました。今日現在未だ15000名近い安否不明者がおられますが、一人でも多く無事が確認されるよう心からお祈りします。会員各位には直接被害を蒙った方はなかったようですが、今も友人知人の消息に胸を痛めておられる方もいらっしゃいます。心からお見舞い申し上げます。同時に日本人一人ひとりが、今何をなすべきか考え、実行する時だと痛感しています。それにしても、被災された我ら日本人同朋は、未曾有の苦難の中でも、落ち着いた精神力、冷静さ、沈着さ、他の人を思い遣る暖かさ、礼儀正さ、復活への強い意欲を決して忘れていませんでした。何と素晴らしい人たちだろうと感激し、逆に私自身が勇気付けられる思いがしています。日本人の偉大さ・素晴らしさを再発見させられました。

  風光明媚で美しい四季に恵まれた日本列島は、同時に台風・地震・津波などの自然災害には世界一危険をはらんでいると言っても過言ではありません。しかし、全ての日本人はこの国土をひたむきに愛しています。ここに住む幸せを実感しています。ですから災害にも決して天を恨まず、強い意志で耐え抜きます。この国土に住む人々の心に定着した助け合い思い遣る心と共に、日本人が世界に誇るべき美徳だと思います。 

 今回、世界の国々から寄せられた援助の手や励ましの言葉が強く印象に残りました。ラトビアの外務大臣も「日本援助を的確に行いたい」とメッセージを送り(別ページに詳細掲載)、15日には外務大臣が駐ラトビア日本大使と会談して、ラトビアが提供し得る支援について話し合う予定です。欧米の新聞も一斉に長大な震災報道を行い、「日本人は不屈。忍耐力、冷静さ、秩序は、実に高潔だった。急速な復活でそれが示されるだろう」「経済が低迷し、政治家の失態に当惑していても、日本の技術力・備え・産業力は依然として偉大だ。日本は100年以上建物の耐震化に努め、今回の地震で高いビルはしっかり持ちこたえたようだ」と“がんばれ日本”の姿勢を鮮明にしました。

  一つ痛感したことがありました。世界はこんなに一つになれるのに、現実は国のエゴイズムに基づく戦争が絶えず、国土や建物を人為的に破壊するために膨大な財力と生命を浪費しています。世界の全ての軍事費を、地球上の避けられない自然災害への備えに使われればと…。夢でしかないのでしょうか。

 あの時、私は銀行の窓口で、10年余も放置しておいた住所変更などの手続きをしていました。即座に、その場所に居合わせた人々の間に連帯感が生まれました。私自身も恐怖と戦いながら横にいた老婦人を励まし、しっかり支えました。当夜の帰宅難民が足をくたくたにしても(友人の多くも34時間の徒歩深夜帰宅)、電力不足による計画停電の労苦にも、人々は「災害者の苦難を思えば当然ですよ!」と…。近くの商店街も自粛節電でネオンはもちろん、照明などもすっかり薄暗くなりました。しかし、私の心の中は明るく清々しくなりました。被災された方々と心を一つにして、素晴らしい日本を蘇らせるよう、一人ひとりができ得る精一杯の努力をしたいものです。 身近かのことでは買いだめなどをしないことも重要です。  

最終更新日 ( 2011/03/20 日曜日 14:35:05 JST )
 
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