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【11/11】岡村喬生 喜寿記念日に歌う、想い出の歌 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2008/11/11 火曜日 22:59:37 JST

圧倒的なボリューム、感動の嵐 

 日本が世界に誇るオペラ歌手(バス)で、日本ラトビア音楽協会副会長の岡村喬生氏が77歳誕生日当日の1025日、浜離宮朝日ホールで喜寿記念リサイタルを行い、年齢を全く感じさせない圧倒的なボリュームのフォルテッシモと繊細なピアニッシモを交えながら満員の聴衆を感動の嵐に包み込んだ。日本人が持つ身体や言葉の壁などの様々なハンデを血の出るような努力で克服しながら、ヨーロッパの有名歌劇場に君臨した栄光と数奇な運命は、まさにドラマそのもの。節目になった数々の場面を回想しならイタリア・ドイツの歌を2時間半歌い続けた。冒頭の「オンブラマイフー」は初の凱旋公演の最初に歌った作品。東京文化会館大ホールにやっと1000人の聴衆を集めたが、ばらまいた招待券の客だったという。この日の圧巻は二つのアリア。ケルン歌劇場初日に絶賛された「ドンカルロ・フィリッポⅡ世のアリア」と、ミュンヘン国立歌劇場で成功した「ボリスゴドノフ・ボリスの死」で文字通り世界を制した歌唱力、演技力はまさに世界のオカムラ、その変わらない声量には改めて度肝を抜かれた。ボリスは主役予定者の急病のため準備3日で出演した裏話も披露した。他に「カタリ」などイタリアの歌4曲、「魔王」などドイツの歌4曲、ハイドンのオラトリオ“ネルソンメッサ”のバスアリア「クヴィトッリス」など多彩なプログラム。この作品のイスラエル公演中、テルアビィヴの海で遊泳中に名指揮者ケルデスが溺死したエピソードは聴衆をビックリさせた。アンコールもたっぷりサービスした後(3曲)、笑顔で「3年後の傘寿の時もよろしく」。益々の活躍を願う聴衆の熱く暖かい拍手がいつまでも続いた。最近とみに老化を実感している二年後輩の私はすごく勇気を与えられた。全体を通して、息の合った伊藤康英のピアノが秀逸で、この日のリサイタルを一層引き締めた。【徳】 岡村喬生のHPはこちら

http://www.takao-okamura.com/index1.htm

最終更新日 ( 2008/12/21 日曜日 23:40:20 JST )
 
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