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2.ラトビア語入門講座第2課 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2010/05/25 火曜日 20:07:15 JST

 2  名前の名乗り方、尋ね方1 

この課では基本的な名前の名乗り方、尋ね方を覚えましょう。名前を名乗り尋ねることは、会話を始める格好の表現です。是非覚えてください。名前はその人のアイデンティティーです。(日本人同士でもそうですが)正確に覚えたいものですね。名前は自分から名乗ったあとで、相手の名前を尋ねるのが万国共通のマナーです。聞き取れなかったら、遠慮せず繰り返してもらったり、紙に書いてもらってもかまいません。ラトヴィア人の男性の名前は、-s、女性の名前は-a、または-eで終わります。

ラトヴィア人の名前は、キリスト教文化に共通する洗礼名をラトヴィア語風にした名前、ラトヴィア人独自の名前に分けられます。前者では英語のジョン、ドイツ語のヨハン、フランス語のジャン、ロシア語のイヴァンに当たるラトヴィア語のヤーニス(Jānis)や、英語、ドイツ語のピーター、フランス語のピエール、ロシア語のピョートルにあたるラトヴィア語のペーテリス(Pēteris)、英語のキャサリン、ドイツ語のカタリーナ、フランス語のカトリーヌ、ロシア語のエカテリーナにあたるラトヴィア語のカトリーナ(Katrīna)などがあります。ラトヴィア人の名前が一見他の言語の名前と似ていない場合でも、元々はキリスト教文化共通の名前になっています。例えばラトヴィア人男性の名前であるユルジス(Jurģis)は、英語のジョージやフランス語のジョルジュ、ロシア語のゲオルギーのラトヴィア語版です。

ラトヴィア人独自の名前では、名詞uguns「火」から派生した男性名グニスGunisや女性名Gunaや、名詞laime「幸福」と動詞dot「与える」という2つの語を組み合わせたライムドゥオツLaimdots、ライムドゥオタLaimdota、名詞dzintars「琥珀」がそのまま名前になったジンタルスDzintarsやジントラDzintraなどが挙げられます。

よく見かけるラトヴィア人のポピュラーな名前を男女それぞれ6つ思いつくままに挙げるとすると、男性はヤーニス(Jānis)、マーリス(Māris)、ペーテリス(Pēteris)、ヴァルディス(Valdis)、アンドリス(Andris)、カールリス(Kārlis)、女性はリーガ(Līga)、ライマ(Laima)、マーラ(Māra)、ダッツェ(Dace)、グンタ(Gunta)、インガ(Inga)、ダイナ(Daina)などです。

ここ数年の調査によると、両親が名づける人気の名前は、男の子がマルクス(Markuss), ダニエルス(Daniels)、ロベルツ(Roberts)、アレクサンドルス(Aleksandrs)、女の子がアナスタシア(Anastasija)、ヴィクトリア(Viktorija)、マルタ(Marta)のようです。

 

          20105月 東京

           堀口大樹(東京外国語大学大学院博士課程)    

会話

― Labdien! Mani sauc Juka. Kā jūs sauc?

― Labdien! Mani sauc Krišjānis.

― ....lūdzu? Sakiet vēlreiz, kā jūs sauc?

― Mani sauc Krišjānis.

― Krišjānis. Ļoti patīkami.

― Prieks iepazīties! 

 

Labdien ! [ラブディエン] こんにちは。

 

 Mani sauc Juka. [ニ ウツ ユカ] 私はユカといいます。

 maniは「私を」、saucは「(人々は)呼ぶ」.この後に自分が呼ばれたい名前を言います。

 

Kā jūs sauc? [カー ユース ウツ] あなたのお名前は?

 kāは疑問詞「どのように」、jūsは「あなたを」sauc「(人々は)呼ぶ」です.これが名前の尋ね方です.文全体のイントネーションはsauc部分を若干上げてください。

 

 

Mani sauc Krišjānis .[ニ ウツ クリシュヤーニス] 私はクリシュヤーニスといいます。

   聞き取れないかもしれない複雑な名前ですね。

 

 

Lūdzu? [ルー] はい? すみません?

 lūdzuは「どうぞ、ほら、どういたしまして」という意味ですが、相手の言ったことが聞き取れなかった場合、もう一度言ってほしい場合にも使える便利な表現です.この場合、必ず語末のイントネーションを挙げてください。

 

 

Sakiet vēlreiz [キエット ヴェールレイズ] もう一度言ってください。

  sakietは「言ってください」、vēlreizは「もう一度」です.この後に疑問文をつけると、相手にもう一度その質問に答えてくれるようお願いできます。

 

 

Ļoti patīkami! [リュオティ ティーカミ] よろしくお願いします。

   直訳すると「とても心地がよい、気持ちいい、うれしい」です.初対面の場面では、日本語でいうところの「どうぞよろしくお願いします」にあたります。

 

 

Prieks iepazīties ! [プリエクス イエパズィーティエス] よろしくお願いします。

  prieksが「喜び」、iepazītiesが「知り合う」で、直訳すると「知り合えてうれしいです」という意味です.これも広い意味で日本語の「どうぞよろしくお願いします」にあたります。

 

Uzrakstiet šeit. [ズラクスティエット シェイット] ここに書いてください。

  名前が聞き取れなかった場合、綴りが知りたい場合、遠慮なくメモしてもらうよう頼んでみましょう.uzrakstietは「書いてください」、šeitは「ここに」です.lūdzuを添えるとより丁寧に響きます. 書いてもらったら感謝のPaldies!と言うのを忘れずに!
最終更新日 ( 2010/05/25 火曜日 20:11:55 JST )
 
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