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2010/04/20 火曜日 16:43:41 JST |
1週間前、満席申し込み締め切り 第5回ラトビア大使館サロンコンサートが4月19日(月)に行われ、伊藤恭子(バイオリン)、前田勝則(ピアノ)、宮部小牧(ソプラノ)、前川夏(ピアノ)の各氏が出演、それぞれが素晴らしい熱演で大きな拍手を浴びた。今回は席数を多くしてより多くのお客様を迎える準備をしたが、それでも1週間前に満席締め切りとなる盛会だった。この日はラトビア共和国独立回復宣言20周年と、ラトビア共和国日本大使館創設4周年のお祝いを兼ねる意義深い催しとなった。ラトビア本国から来日される経済界の方々も参加される予定だったが、多くの方がアイスランドの火山噴火に伴う欧州便の欠航で間に合わないアクシデントもあった。 最初に出演された伊藤恭子さんは昨年の当協会創立5周年記念レセプションに出演されてお馴染みだったが、いま売れっ子ピアノスト・前田勝則さんとの共演は本当に聴き応えがあった。ここでしか聴けない組み合わせかもしれない。演奏後、伊藤さんは“お客様とこんなに近い場所で演奏した経験はあまりありませんが、お客様の息使いまで聞こえてきて、本当にお客様と心が一つになった気持ちで弾けました”。と充実した表情で話していた。前田さんは桜楓合唱団のピアニストでもあり、ガイスマメンバー以外の同合唱団メンバーも客席にいた。優雅なオバサン達は“私達、勝ちゃんの追っかけなんです!”。さすが人気ピアニスト。前田さんは超多忙の毎日で、編集子も3日前に東京混声合唱団で彼の演奏を聴いたばかり。東混を7年前から200回以上も指揮している山田和樹氏が昨年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した記念コンサートだったが、その山田氏が最も信頼しているピアニストが前田さんだという。前田さんは一昨日もリサイタル出演があった。この日は伴奏だけではなく、ソロも一曲披露した。 後半はソプラノの宮部小牧さん(当協会初登場)が素晴らしい美声と感性で聴衆を酔わせた(伴奏:前川夏)。山田耕筰からオペラアリアまでレパートリーの豊富さを披瀝し、ガイスマのレパートリーでもあるラトビア曲「三つの星」まで熟達したラトビアで歌った。美声に加えてとてもチャーミングな容貌と語り口に編集子もうっとりした。談笑の場では“皆さん、本当に音楽をよく知っておられる方々ばかりですね。お客様とこんなに近くで歌うことはめったにないので、ホールで歌うよりはるかに緊張しました。ごく近くから聞こえる大きな拍手にとても励まされました。一曲一曲拍手を頂ければもっと嬉しかった(笑)。ラトビア大使の前で歌うのでラトビア語を一生懸命勉強してきました。また、是非呼んでください”と、とても素敵な経験をしたことを強調した。 参加者が急増したこともあって、演奏後の立食パ-ティーは最高に盛り上がった。大使館と一体になって、このサロンコンサートを定着させたいという加藤晴生専務理事の執念が実りつつあることを実感し、とても嬉しい気分で編集子も多くの方々と話し杯を重ねた。 【Latvija編集長 徳田浩】 【演奏曲目】 1、伊藤恭子(バイオリン) 前田勝則(ピアノ) モーツアルト:バイオリン・ソナタ ト長調 ポリエティス:誰が夏至祭(ラトビア)に眠ったか? クライスラー:ウィーン奇想曲 2、前田勝則(ピアノ) シューマン(リスト編曲):献呈 3、宮部小牧(ソプラノ) 前川 夏(ピアノ) 山田耕筰:「鐘が鳴ります」「からたちの花」 中田喜直:「ゆく春」「悲しくなった時は」 ヤーニス・ルーセンス:「三つの星」 モーツアルト:「鳥たちよ、お前は毎年」「寂しく暗い森で」 グーノー:歌劇「ロメオとジュリエット」から“私は夢に生きたい” ※出演者のプロフィールは、当HPトピックス3月12日付「第5回サロンコンサートのご案内」に掲載してあります。 和気あいあいの立食パーティースナップから
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最終更新日 ( 2010/04/20 火曜日 16:55:40 JST )
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