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【11月13日】第4回サロンコンサート、ロスチャイルドさんが熱唱 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2009/11/16 月曜日 14:45:06 JST
 

日本ラトビア音楽協会と在日ラトビア共和国大使館共催の第4回サロンコンサートが1113日、ラトビア共和国大使館で行われた。今回は先ずラトビア音楽にも造詣の深いピアニスト・北條陽子さんが登場、続いて英国から来日中のソプラノ歌手、シャルロット・ド・ロスチャイルドが風呂本佳苗さんのピアノ伴奏で熱唱した。

 北條さんは、アルヴィツ・ジリンスキスの作品に続き、ゲオルグス・ペレーツィスの作品を演奏し、ラトビア人作曲家の奥深い世界を優れた音楽性と卓越したテクニックで見事に表現した。

 ロスチャイルドさんは、自ら日本語と英語で名家・ロスチャイルド家に触れながら表情たっぷりに曲目解説を行い、前半、メンデルスゾーン、ロスチャイルドコレクション、ロッシーニに続いてラトビアの歌を歌い、後半は日本の名曲の数々を完璧な日本語で日本人歌手よりはるかに情感豊に歌い、聴衆を完全に魅了した。風呂本さんのピアノと完璧な呼吸の合致もあって、文字通り至福の時間。ラトビアの歌は、協会合唱団「ガイスマ」が練習中の作品が2曲歌われ、本当に嬉しいプレゼントになった。

 今回も終演後、出演者・聴衆の心が完全に一つになって懇親・談笑の楽しい時間を過ごした。コンサトホールでは味わえない何とも贅沢な一夜で、ヴァイヴァルス大使もそれぞれの演奏を絶賛し、「本当に素晴らしいリサイタルだった。音楽協会に感謝したい」と快心の笑みが続いた。この日の演奏曲目は次の通リ。【Latvija編集室】

 

  

大使から3人の演奏家に感謝の花束贈呈

 

 

 

 

北條陽子さんの演奏

 

  

シャルロット・ド・ロスチャイルドさんと風呂本佳苗さん

 

 

Ⅰ 北條陽子(ピアノ)

1、ピアノのための作品集「子供の頃の情景」(アルヴィツ・ジンスキス)から

秋のエレジー、奇怪な踊り

2、組曲第4番(ゲオルグス・ペレーツィス)

《アンコール》

3つの小品より「ブルレスカ」(クレメント・スラヴィッキー)

 

 Ⅱ シャルロッド・ド・ロスチャイルド(ソプラノ) ピアノ伴奏:風呂本佳苗

Ⅰ、歌の翼に(メンデルスゾーン)

2、ロマンス(M.D.ロスチャイルド)

3、蝶々(M.D.ロスチャイルド)

4、何も言わずに(ロッシーニ)

5、頭を上げて、白髪のお母さん(R.パウルス)

6、我が祖国に(R.パウルス)

7、遠くへ行きたい(詞:永六輔 曲:中村八大)

8、ちんちん千鳥(詞:北原白秋 曲:近衛秀麿)

9、さくら横丁(詞:加藤周一 曲:中田喜直

10、初恋(詞:石川啄木 曲:越谷達之助)

11、赤とんぼ(詞:三木露風 曲:山田耕筰

12、かやの木山(詞:北原白秋 曲:山田耕筰)

13、かんぴょう(詞・北原白秋 曲:福井文彦)

《アンコール》

早口ことばの歌(曲:大中恩)

 

 

   

懇親会で談笑するヴァイヴァルス大使とロスチャイルドさん

 

 

 【プロフィール】

シャルロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)

 ザルツブルグ・モーツアルテム音楽学校、英国王室音楽大学卒業・同大学院修了。これまで世界各地で演奏活動を行い、特にオラトリオのスペシャリストとして知られ、幅広いレパートリーに定評がある。

 彼女は独特のテーマを持ち、リサイタル等ではそのテーマに沿ってプログラムを組むという個性的な方法でアプローチしている。中でも「ファミリーコネクション」は、過去200年の間、ロスチャイルド家の友人、先生や、家族であった作曲家たちによる数々の歌曲をまとめたもので、ヨーロッパのみならずメキシコや日本でも披露されている。

 彼女は又、ハープの伴奏で歌うスペシャリストとしても知られ、ドイツ、フランス、デンマーク、日本などでパープとのリサイタルを行っている。

 十数年に及ぶ日本での定期的な公演成功を機に、CD「日本歌曲集―日本の旅路」を発売し、“日本人以上に日本人の心を、細やかな情感と感性で歌う歌手”として高く評価される。このCDはすべて日本語で歌われ、外国人として完成したのは彼女が最初。

 英国で1年間開催されたイベント「ジャパン2001」の期間中、ケンブリッジ、カンタベリー、ロンドンのバービカンセンターで、イギリス室内管弦楽団をバックに、山田耕筰の歌を華麗に歌い上げた。同年、NHKテレビでは「ロスチャイルドの情熱」と題した90分のドキュメントが放映された。近年では、日本、アメリカ、チェコ、韓国などでも演奏活動を続ける。

 

 北條陽子(ピアノ)

 武蔵野音楽大学、同大学専攻科修了。日本国内外で多彩な演奏活動を続ける。2006年、ラトビア・リガでピアノリサイタルと日本音楽のレクチャーコンサートを連夜にわたって開催した。同リサイタルで演奏したペレーツィスの作品について、同氏から絶賛を博した。今春、ベレーツィスの「ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルテヴィーノ・ビアンコ」を本邦初演した。昭和音楽短期大学講師を経て現在、聖徳大学講師。

 

 風呂本佳苗(ピアノ)

英国王立音楽院ピアノ科を首席卒業。同音楽院演奏専攻科在学中からソロ、室内楽、伴奏の各分野で多くの賞を得るかたわら活発な演奏活動を行う。ソロ活動の他に、ヴァイオリニストの松野迅氏、川島成道氏、チェリストのマリア・クリーゲル氏、歌手のシャーロット・ド・ロスチャイルド氏、フルート奏者のハリー・シュタルフェルト氏らとも共演。現在、ロンドンと東京に在住。毎年1月に名古屋、東京、西宮でリサイタルを開き好評を博す。

 

 

 

 

 

   

ロスチャイルドさん、北條さんを囲む加藤専務理事夫妻ら(懇親会スナップから)

 
最終更新日 ( 2009/11/23 月曜日 14:53:50 JST )
 
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