第一回総会・懇親会開催


 
日本ラトビア音楽協会の第1回理事会および総会が2005年2月5日(土)に東京霞ヶ関三井クラブで開かれ、総会には会員など60余名が出席、協会の発足を祝い合い、今後の発展と実りある事業展開への期待を高めた。
 総会後の懇親パーティーでは会員が次々に登場して期待・夢や決意を語り、プロアーティストたちがピアノや歌を演奏して会場を沸かせた。

《第一回理事会》
 総会に先だって初の理事会が開かれ、熊谷直博会長以下13名の理事が出席して総会に提出する議案を審議した。理事会は加藤晴生専務理事が進行し、冒頭、熊谷会長が「この会を楽しみにしていました。理事の皆さんにはご苦労様です。現在ラトビアもEUのメンバーになって、どんどん変わってきています。日本との繋がりもますます緊密になると思われます。この会をどう運営していくのか、皆様方の積極的なご意見とご協力を頂きながらやってまいりたいと思います」と挨拶して審議に入った。
 総会に付議すべき事項について遠藤守正常務理事から、昨年出されていた規約案の一部改正説明があり、質疑の後承認。次に加藤専務理事から今後の事業展開の実務を行う運営委員会委設置が提案され、次の9名の委員と共に承認された。

  加藤晴生   遠藤守正   関口教和   工藤悠一郎   村山喜一郎
  頴原信二郎  金岡 隆   田摩 勇   Mr.OlegsOrlovs

 なお、昨年九月発足時に暫定就任した役員・顧問はこの第一回理事会で正式承認された。役員・顧問及び運営委員の任期は1年とし、次の事業年度の前まで運営に当たる。事業年度の区切りを何月何日とするかは次の理事会までに案を作ることとした。
 次に遠藤常務理事が本会設立準備当初から2月4日までの会計報告を行い頴原信二郎監事の監査報告の後承認、続いて平成17年度予算案を同常務理事が説明、これを承認して総会付き議事項の審議を終了した。
 ここで松原千振理事から当協会のラトビア語名称を定める提案があり、Orlovs氏が「Japanas Latvijas Muzikas Asociacija」を提案、承認された。
 最後に加藤専務理事が本会の活動上何かと便利という事で、ラトビア・パレックス銀行に本会の口座開設を提案、これを承認して、理事会を終了した。




≪総会≫ 議案を全て承認、夢広がる事業展開を目指す


 
引き続いて第一回総会が開かれた。関口教和会員の司会で、まず熊谷会長が「私はこの教会について何でもできることをやるつもりですので、皆様のご協力、ご助言を歓迎致します」と挨拶。今澤哲朗会員を議長に選任して以下の議事の審議を行った。

 第1号議案 規約ならびに経理規定の承認(遠藤常務理事説明)。
 第2号議案 役員、顧問、運営委員の承認と任期についての承認(加藤専務理事説明)。
 第3号議案 本会設立に関してその経過の報告及び平成17年度の事業計画案の承認(加藤)。

 【内容】
◇活動報告
 (1)平成16年9月17日発起人会及び懇親会開催
 (2)規約、経理規定の整備
 (3)広報誌「ラトビア」の発刊運営委員会の設置
 (4)ラトビア現地側との諸事業、行事の打ち合わせ
◇事業計画
 (1)広報誌「ラトビア」は年3から4回の発行を目指す。
 (2)本協会のホームページを立ち上げる。
 (3)本協会の法人化を研究する。
 (4)日本とラトビアとの間で指揮者を交換派遣などしてお互いの国の歌を少年合唱団等に歌ってもらう。本年10月頃実現か。4月下旬詳細発表予定。候補指揮者は理事の松原千振さん。
 (5)演奏家、演奏団体などの派遣招聘、公演などの交流促進に力を注ぐ。
 (6)会員を講師にしての公演会開催〜本会の広報と会員同士の親睦の促進を図る。
 (7)ラトビアからの招聘等の実現が遅れるなどの場合は、日本国内の諸団体や個人の協力の下国内で「ラトビア音楽祭」といったようなものの開催を図る。
 (8)2008年の「ラトビア歌の祭典」への参加準備を進める。


 第4号議案 当初より2月4日までの会計報告と平成17年度予算案の承認(遠藤)。
 監査報告(頴原)

いずれの議案も理事会提案の通り承認され成立した。
最後に藤井威副会長が、「ラトビアの音楽は本当にすごいものです。私も3年間の駐スウェーデン・ラトビア大使時代にラトビアには12回、45日くらい滞在しましたが、そのたびにリガや地方都市の音楽に触れて、その技術の高さ、ハーモニーのすごさ、リズムの正しさ、そして何よりも音程の正確さに驚きました。全国に240万人しかいない国なのに、あれは天与のものとしか思えません。これからこのラトビアとの音楽の交流を深めていくということで私も大いに努力したいと思っております。この会がどんどん大きくなることを期待して皆様とともにやっていきたいと思います。本日はありがとうございました」と締めの挨拶を行って総会が終了した。



ホームに戻る▲

keisuke Suzuki(C) 2005