【3月10日】ダウゼ・ラトビア国会議長ら早稲田を訪問
作者 webmaster   
2009/03/17 火曜日 00:08:15 JST

  和気藹々と「歌と踊りの祭典」写真展テープカット 

 

 既報の通リ、河野洋平衆議院議長の招聘で公式訪日したゲンダルス・ダウゼ・ラトビア共和国国会議長ら一行7名が34日午前1030分、早稲田大学を訪問し、大隈講堂前で内田勝一早稲田大学副総長、白樹三秀留学センター長(政経学部教授)、大高裕国際部長(理工学術院教授)ら早稲田大学首脳及び関係者の出迎えを受けた。駐日ラトビア大使館からヴァイヴァルス大使、グナ、オレグス両三等書記官、田中享同顧問及び、来週赴任予定の長内敬駐ラトビア新大使も同行した。

一行はキャンパスの案内を受けた後、大学幹部を表敬訪問し、①既存のラトビア・早稲田両大学間協定を新技術の交流をはじめとする学術提携の範囲を広げる、②短期学生交流コラボレーションの一層の促進を図る、など、具体的な学術交流の実りある話し合いを行なった。

さらに1130分から、この日オープンする「’08ラトビア歌と踊りの祭典」写真展(27号館ギャラリー)テープカットのセレモニーに参加。ここでも多くの大学関係者や日本ラトビア音楽協会メンバーと親しく懇談した。2005年にラトビアへ演奏旅行した早稲田大学グリークラブのメンバー、ラトビア大学へ留学した早大生・田島洸君、ラトビア大から早稲田へ留学中のサンドラ・ドゥンスカさんら、若い学生たちにも積極的に話しかけていた。

 さらに12時半から、ホテル・リーガロイヤル東京で、白井克彦総長主催の歓迎会が行われた。総長は英語で、ラトビアと早稲田の深い友好関係を述べ、自分自身がグリ-クラブ出身であることにも触れながら、ユーモアも交えて暖かく歓迎の挨拶を行った。終始、笑顔が絶えない和気藹々の雰囲気で、あちらこちらで日本ラトビア親善の談笑が続いた。終宴に先立ち、総長から一行に記念品が贈られ、議長も総長に返礼した。

 天気予報では雨が予想された為、キャンパス案内役の幕内美智子さん(国際部国際課)はエンジ色の傘を沢山抱えてきたが、天も一行の早稲田訪問に味方して曇天ながら不要に終った。

 展示会は44日まで行われる。是非一度足を運んで、ラトビアが誇る大祭典の雰囲気を味わってください。本サイトでも近く迫力に満ちた写真の数々を掲載する予定です。

 

ダウゼ議長は早稲田訪問後、皇居で天皇・皇后と謁見、一行は翌5日から広島県内、京都史跡などを視察し、7日に離日した。広島では原爆慰霊碑に顕花した。【Latvija編集室】

 ダウゼ議長挨拶(セレモニーとレセプションの要旨)

白井克彦総長閣下はじめ早稲田の皆様こんにちわ。日本を公式訪問して3日目になりますが、今日は早稲田大学を訪問できてとても嬉しい。連日、日本の方々から暖かいおもてなしを受けていることにとても感激している。また、日本の多くの方々がラトビアに大変興味を持ってくださることに心から感謝したい。ラトビアでも日本への関心が急速に高まっているが、長年にわたって築かれた両国の関係を大事にしたいと念願している。日本とラトビアの交流が政治経済の面だけではなく、文化教育レベルでも盛んに行われることは本当に素晴らしい。先ほど早稲田の方々とお会いして今後の一層の協力関係を話し合った。日本とラトビアの友情は小さな部分が積み重なって発展しているが、これが極めて重要な部分だと思う。とりわけ早稲田大学とラトビア大学の深い交流は本当に重要だと考えているだけに、こうして交流が一層深まることは誠に喜ばしい。

今日から早稲田大学で「ラトビアの歌と踊りの写真展示会」が行われることになって非常にありがたく喜びで一杯。5年に1度リガで開催されるとても大規模でユニークな祭典です。歌と踊りの伝統は多くの国にもありますが、こうして5年に1度、全国の歌い手、踊り手が一堂に会する祭典はありません。ステージの上に2万~3万の歌い手が一つの合唱団になって高らかに歌います。昨年の祭典には日本ラトビア音楽協会から50名も参加されたが音楽協会のアイデアとサポートがなければ実現しなかった。心から感謝している。

最後にこの展示会を主催された早稲田大学、駐日大使館、日本ラトビア音楽協会に深く感謝したい。こうした展示会が開かれることは素晴らしいことで、今後もサポートをお願いしたい。この展示会がきっかけになって、さらに多くの方々にラトビアに関心を持っていただきたい。4年後に行われる祭典には、未だラトビアを訪問されてない方々も含め、もっと多くの人々に来てくださるよう願っています。ありがとうございました。

※ダウゼ議長のプロフィールは、227日付け「早稲田で歌と踊りの写真展示会」に掲載。

 ヴァイヴァルス大使挨拶(要旨)

ラトビアの政治不安定、国際経済金融危機にもかかわらず、議長のデリゲーションが日本に来ることができたことを感謝したい。これは両国にとって極めて意義深い。国と国の政治交流は重要だが、こういう文化交流がなければ政治の交流も意義が薄れてしまう。

今回、早稲田大学と音楽協会のおかげでこういう展示会が実現できたことを心から深く感謝申し上げる。この展示会が新たなきっかけになって、さらに多くの人に新しい関心を持っていただき、日本とラトビアの交流が一層深まることを願っている。

  

(写真)

1と2、内田副総長ら早稲田の首脳が大隈講堂前で一行を迎える

  

3、大隈重信侯銅像をバックに記念撮影

4、演劇博物館にも立ち寄る

5、一行の表敬訪問、早稲田側首脳と実りある話し合いが行われた

6、テープカットを前にダウゼ議長が挨拶

7、写真展テープカット 左から内田副総長、ダウゼ議長、ヴァイヴァルス大使

8、早稲田大学グリークラブのメンバーとも歓談

9、窓越しに美しい大隈庭園を眺めながら談笑する白井総長とダウゼ議長(手前はマリカ夫人)

10、白井総長が議長、長内大使らと懇談スナップ

11、レセプションに招かれた交歓留学生の田島洸君、サンドラ・ドゥンスカさん

 
最終更新日 ( 2009/03/25 水曜日 16:39:32 JST )