【10月15日】盛会だった新大使歓迎と創立13周年レセプション
作者 webmaster   
2017/10/15 日曜日 14:10:09 JST


 

新大使「ラトビアへの愛を強く感じました!」

 

 

 

 

  

 

当協会創立13周年記念を兼ねたダッツエ トレイヤ・マースィー新大使歓迎レセプションを13日に学士会館で行いました、前日から気温が10度以上降下し、あいにくの冷雨の一日でしたが30数名が出席、全員が拍手で大使をお迎えし、ヴァイオリンの澤田智恵さんとピアノの矢田ちひろさんが「ラトビア国歌」を歓迎演奏しました。

 

 

 

 

 

 

 

冒頭に島田精一会長が「新大使を心から歓迎します。私たちはこれまでも大使館のご協力を頂きながら音楽に限らず多彩な分野で日本とラトビの親善を深める活動をしてきましたが、来年は建国100周年を迎えられる節目の合唱祭に、当協会から多数の参加を予定しています。新大使をお迎えし、ますます両国の関係を深める為の一役をしっか担って行きたい」と歓迎挨拶。

 

続いて新大使は「島田会長はじめ会員の皆様にお目にかかれて大変嬉しく光栄に思います。外は強い雨でしたが、中は皆さんの心がとても暖かく、ラトビアへの愛を強く感じました。私は赴任前から音楽協会が両国の関係に大変な貢献を続けておられることを熟知していましたし、音楽協会の存在はラトビアの多くの人が知っています。ガイスマのことはリガだけではなく全国に知られていますし、心からお待ちしています。大使館のドアは常に開かれています。皆様一人一人が大使館員だと思っています。今日のレセプションを心から感謝しています、今度もよろしくお願いします」と、とても暖かい挨拶をされました。通訳は、ラトビアで最も著名な日本人である黒澤歩会員が務めてくれました。

 

ダッツエ トレイヤ・マースィーさんは初の女性特命全権駐日大使で、期せずして藤井真理子駐ラトビア日本大使と女性が揃いました。外交界も女性の進出が著しいようです。

新大使はラトビア大学で政治学・言語学の修士過程を終了され、終始、外務省で様々な要職を勤めておられました。外交官としては若い頃、イギリスなどで一等書記官を勤められたそうです。個人的にご挨拶した時も、物腰の柔らかいジェントルウーマンで時折見せてくださった笑顔がなかなかチャーミングでした。まだ46歳の若さです。「20年前に日本にきたことがあり(青年対象外交官研修=日本の外務省実施)日本の素晴らしさに魅せられ大好きになりました。日本語も勉強したいです」と笑顔で話しておられました。ちなみに新大使は言語学もマスターされ英語、ロシア語、フランス語も堪能です。

 

この日は大阪から東郷武前在大阪ラトビア名誉領事(当協会会員)、関西日本ラトビア協会の金井雅孝、甲斐丈晴両氏も来会され、東郷氏は、名誉領事就任の経緯を話された後、「関西は若返りを図り留学生の支援も続けています。今後も音楽協会と協力して両国の親善に努めたい」と挨拶されました。

 

 会半ばから、小田陽子さんがピアノ弾き語りで「マーラが与えた人生」、澤田智恵さが「チゴイネルワイゼン」他、矢田ちひろさんが「モーツアルトのトルコ行進曲」他を演奏。最後は全員で日本語による「風よそよげ」を合唱。音楽好きの新大使は「皆さんの演奏、全員合唱がとても美しく心に残りました。心から感謝します」と結ばれました。

 

最後に特筆しておきたいのはこの日の司会を務めた石渡廸康常務理事のことで、格調高い話しぶりと機敏で見事な進行などなど、レセプションが和やかな雰囲気に終始した立役者でした。編集子から深く謝意を表します。【Latvija編集長 徳田浩】

 

 

 

最終更新日 ( 2017/10/17 火曜日 16:50:43 JST )