【11月18日】第97回ラトビア共和国建国記念日
作者 webmaster   
2015/11/19 木曜日 22:01:26 JST

第97回ラトビア共和国建国記念祝賀会,今年も盛大に、和やかに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恒例の建国記念日(今年は97回目)。生憎の雨だったが、今年も大使館にラトビアを愛する250名余(推定))が出席し、お互いの交誼を深めながらラトビアの繁栄を祈念しました。

 

  N・ペンケ大使は、「3年後には建国100年を迎えます。世界はいま激動の中にありますがが、大切なことは政治だけではなく・経済・音楽など様々な文化の交流を深めることだと思います。今日、日本の各分野から多くの方々に出席頂けて懇談できるのは本当に嬉しいことです。ここで、フランス同時テロで犠牲になられた方々の冥福を祈りと思います」とスピーチし、出席者全員で黙祷を捧げました。

 

 

新・駐ラトビア特命全権大使、藤井真理子氏も出席

  

 

  

今月末からラトビアに赴任される藤井真理子日本大使も出席され、懇談の輪に加わっておられました。藤井氏は前大蔵省関税局国際調査課長。東京大学先端科学技術センター教授として活躍されるなど科学者でもあります。女性特命全権大使は珍しく、かつて私の毎日新聞社同期入社の親友・高原須美子氏(故人)がフィンランド大使に任命された頃を振り返りながら新大使と懇談しました。

 

この日は50周年記念コンサートを終えた加藤登紀子さんをはじめ、ピアニストの久元祐子さん、矢田ちひろさん、歌手の小田陽子さん、ケイコ・ポルジェソンさんら当協会関係の音楽家が多く参加、当協会からも島田精一会長、加藤晴生専務理事ら十数名が出席しました。

 

 

終宴前にオペラ歌手の今野沙知恵さんが、ア・カペラでアベマリアを熱唱し、大拍手を浴びるサプライズもありました。

 

 

 

ラトビア共和国建国記念日のこと

  

ラトビア共和国はソ連が崩壊した1991年に真の独立を果したことはよく知られていますが、国として成立したのは1918年、ロシアで革命が起きた直後でした。それ以来、ラトビア人は毎年1118日を建国記念日として最も大切にし、今年は97日目ということになります。ラトビアが歴史に登場したのは10世紀初頭。悲惨ともいうべき歴史の中で1度も国を作ったことがないラトビア人は、やっと手にした1918年の建国後も、さらに不運が続きました。1939年、再びロシアの圧政下に入りましたが、1991年、遂に真の独立をかち取りました。この時、歌を歌い、手と手を繋ぎ、600キロに及ぶ「人間の鎖」を作って世界中に呼びかけたことはあまりに有名です。「歌と踊りの祭典」はまだ国として成立しない1873年に始まっています。ラトビア人は文字通り歌の力で建国・独立をなし得た民族なのです。【徳田浩】

 

 

写真上から①大使、加藤登紀子さん、久元祐子さん ②加藤晴生専務理事、島田精一会長、藤井真理子新駐ラトビア大使、井下佳和旭川ラトビア名誉領事 ③小田陽子さんを囲んで児玉昌久さんと編集子 ④清水光子さんを囲むガイスマの面々 ⑤終宴前のサプライズ・オペラ歌手の今野沙知恵さんがアカペラでアベマリアを熱唱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終更新日 ( 2015/12/20 日曜日 11:26:00 JST )