【3月11日】小俣泰英会員「詩吟で国際交流」
作者 webmaster   
2015/03/11 水曜日 18:55:09 JST

小俣泰英会員が「詩吟で国際交流」

10周年記念レセプションで小俣泰英会員が持ち前の美声で詩吟を披露して好評を博しましたが、「泰岳」という雅号を持つ詩吟の実力者です。同氏が船橋支部の機関紙に投稿した「詩吟で国際交流」と題したエッセイに、その時のことを触れていますので紹介します。【Latvija編集室】

 

『詩吟による国際交流』

船橋支部 小俣泰岳(当協会会員) 

 新年早々思いがけず2つの「詩吟による国際交流」を体験しました。

【その1】

131() 早稲田大学校舎にて「川柳による日本・台湾交流会」

出席者は約50名で日本側は俳句、川柳の会約30名、台湾側は「台湾川柳会」並びに台湾から早稲田大学への留学生約20名。私は俳句が趣味の友人に誘われて出席しました。自己紹介の時間があり「私は俳句を作る趣味はないが詩吟をやっているので俳句を詠じます。節を付けて声に出せば楽しいですよ」と言ったところ、やって見せて下さいとのこと。そこで俳句「夏草や兵どもが夢の跡―芭蕉」を詠じました。皆な興味深げに聴いていました。台湾は戦前日本が統治していた関係で台湾の年配者は日本語が堪能で、日本語の微妙なニャンスを理解し、豊富な語彙を駆使して川柳を楽しむ人が多いようです。台湾川柳会の大御所の作品を一つ「日本語のわからぬ孫にねんころろ」

【その2】

215() 綱町三井倶楽部にて「日本・ラトビア音楽協会10周年記念兼新年会」

この会は音楽を通じて日本・ラトビアの友好関係を増進し、ラトビア国を支援する目的で10数年前に作られました。私も会員です。出席者は駐日本ラトビア大使ノルマン・ペンケ閣下ご夫妻・御嬢さん、元駐ラトビア国日本大使3名をはじめとして会員約50名。ラトビアはバルト三国の一つ。音楽、特に合唱の盛んな所です。アトラクションは世界的なピアニスト矢田ちひろ他のピアノ演奏、プロ歌手の独唱があり最後に私が日本の芸能として詩吟を披露しました。与えられた時間は10分、解説を交えて漢詩・律詩「曲江 杜甫」俳諧歌・「鶯の 一茶」、俳句「奥州高館にて 松尾芭蕉」を披露しました。どのような反応があるのか心配でしたが、みなさん静かに聴いて下さり安心しました。

写真は当協会10周年記念レセプションで詩吟を披露した小俣さん

 

 

 

 

最終更新日 ( 2015/04/11 土曜日 19:00:57 JST )