【3月2日】Latvian Institute・Latvia in Review 2015年第5号
作者 webmaster   
2015/03/02 月曜日 21:45:07 JST


 

 Latvian InstituteLatvia in Review 2015年第5号 

  

翻訳:恒松良一

 

政府

 

EU防衛大臣の非公式会議をリガで開催: 

EU委員会の議長職として最も重要な防衛関連行事である6月の2015年欧州委員会の準備の為のEU防衛大臣非公式会議がリガで開催されました。

参加したEU各国の大臣たちは、国際安全情勢の変化のみならず、前回の委員会での決議事項の実行、ハイブリッド戦争の脅威と戦略的伝達、EUの国際活動及びEUの戦闘グループの活用について議論をしました。

 

欧州議会議員がラトビア国会議事堂で会議: 

223日の月曜日にすべてのEU参加国の雇用及び社会問題委員がラトビア国会議事堂に集まり、EU委員会議長国としての6つの行事の一つを挙行しました。

ラトビア国会議事堂でのこの会議はドブロンスキス欧州委員会副委員長ユーロ・社会的対話担当の他、ラトビア議会からモウリス氏、バルカ雇用及び社会問題委員会委員長が演説し開会されました。

 

経済:

 

ムーディーズはラトビア政府債の格付けを「A3」に格上げ: 

米国の大手格付け機関ムーディーズ・インベスターズ・サービスはラトビア政府債の格付けを「Baa1」から「A3」に格上げしました。

「ムーディーズ」は格上げの大きな理由は銀行分野のリスク減少と共に、政府のバランスシートの非常に健全であることと指摘しています。

ムーディーズはラトビアの前向きの政策が予定通りに遂行され、格付けが安定的に推移すると想定しています。

更に、ムーディーズはロシアの経済収縮のショック及び地勢的リスクからラトビアは逃れることが出来ていると指摘しています。

 

2014年のラトビアの小麦収穫量は新記録達成: 

2014年のラトビアの小麦収穫量は速報値で220万トンと2013年に比べ278500トン、14.3%増加しました。これは2012年の小麦収穫量の記録を更新するもので、ラトビア史上最高の収穫量となりました。主な増加原因は穀物耕作地の増加によるものです。2014年穀物耕作地は6522百ヘクタールで前年比713百ヘクタール、12.2%の増加となりました。

 

外交:

 

ラトビアは欧州評議会加盟20周年を祝う: 

20年前、ラトビアは欧州評議会の一員となりました。これを記念して、ローランド・ラプーケ大使はトルビョルン・ヤーグラン欧州評議会事務局長に面談しました。欧州評議会はラトビアの独立が回復した後に欧州諸国の一員として復帰するのに大きな役割を果たしました。欧州評議会への加入はラトビアの人権、民主主義、及び諸法律を欧州標準の法制に適合させる大きな役割を果たし、更に、ラトビアのEU及びNATOへの加入を促進しました。

 

リガで東部パートナーシップユースフォーラムを開催: 

210日・11日に240名を超える若者、若い労働者・教育者、政府関係機関・起業家・専門家等の代表者が欧州27カ国から集い、第二回東部パートナーシップユースフォーラムをリガで開催しました。このフォーラムは地域・国家・国際レベルで横断的協力により、若者の失業を減らし革新的な改革を進めることを目指しています。

 

社会:

 

指揮者ヤンソンス氏フランスで叙勲される:

ラトビアの世界的に有名な指揮者であるマリス・ヤンソンス氏はフランスの芸術文化勲章を授与されました。

この名誉勲章は芸術・文化の領域での創造及び普及での傑出した功績に与えられるものです。ヤンソンス氏はフランスの新しいコンサートホール「フィルハーモニードパリ」でオランダのロイヤル・コンセントヘボウ管弦楽団とのコンサートを指揮した後に勲章を授与されました。

 

KGBビルが再び公開される:

リガのBrivibas Street 61番地にある旧KGBビルでの「コーナーハウス」の展示の公開が再開されました。KGB本部ビル1階の占領博物館による展示は無料です。来訪者はまた案内人による建物の見学もできます。「コーナーハウス」の展示は火曜日を除き毎日公開されます。(月・木・金曜日は午前10時から午後5時半まで、水曜日は正午から午後7時まで、土・日曜日は午前10時から午後4時まで)

 

新聞記事:

 

カロスタ刑務所世界の10大観光地に選出される:

旅行雑誌「Premier Traveler」はリエパーヤにあるカロスタ刑務所を世界でもっとも特別な海外旅行滞在場所の一つに選出しました。「Premier Traveler」は世界で最も思い出に残る冒険的な滞在場所10か所を発表しました。カロスタ刑務所は実際とっても独特なホテルです。カロスタ刑務所は実際の刑務所をホテルに改造したものです。

 

【写真】ラトビアは白樺製品がよく知られているが、有名なイクネス白樺工房と製品、周囲に美しい白樺林がある。〈編集室〉

 

最終更新日 ( 2015/03/03 火曜日 09:38:31 JST )