【11月26日】今年も見事だったよ! 第62回早稲田グリー定演
作者 webmaster   
2014/11/26 水曜日 16:35:51 JST

1123日】今年も見事だったよ! 第62回早稲田グリー定演(芸術劇場コンサートホール)

 今年の委嘱がデーモン閣下と聞いていて、どんなものになるのかチョピリ心配もしたが、いやいや、いかにもチャレンジを続けるワセグリらしい凄いステージで大成功だった。


  心の優しさ、深い人間性、早稲田への愛を、彼独特の表現で聴衆を魅了した。全4曲、合唱曲としても秀逸で彼自身の録音による作品解説や現役諸君への暖かいメッセージも加わって本当に感動ステージになった。


  4ステ前にデーモン閣下は何と私の2席横に姿を見せ、1曲ごとに大拍手を贈り続けていたし、終演後、大拍手の聴衆に手を振って応えた。パンフレットに閣下は出演しないと書いてあったから、でっきり九州場所千秋楽だと思っていたが…。彼に対する私のイメージは一変した。暖かく優しい心を持つたいした男だ。「早稲田という有名大学にいることに自満足していては駄目。ここで何を学び、卒業後、社会のためにどんな有意な人間になるかが重要。己を磨け!ワセダを倒せ」と…。

今年モオンステメンバーは約100人で、4ステージとも文字通り、これぞワセグリ!という演奏。トップテノールが張り切りすぎた部分もあったが、これもワセググリの伝統だろう。松井慶太氏を招いた「富士山(多田武彦)」「クレーの絵本第2週(三善晃)」はもちろんだが、「かみさまえへのてがみ(高島みどり)」と最終ステージを振った学指揮・中川暁登君の健闘を称えたい 

恒例のスートムが終わっても拍手が鳴り止まなかったが、「早稲田の栄光」で中川君から、次の学指揮・白石貴啓君にバトンタッチし次の1年を委ねた。

 現役諸君、お疲れ様。今年も見事だったよ。大ブラボーだ。おめでとう! 毎年欠かさずに聴いているが、先輩として最も鼻が高くなる1日でもある。

 最後になったがこの機会に、当日本ラトビア音楽協会の諸行事に献身的な協力をしてくれている現役諸君に深く感謝の意を表しておきたい。【Latvija編集長 徳田 浩】

最終更新日 ( 2014/11/26 水曜日 16:59:56 JST )