【11月22日】第10回サロンコンサートのご案内
作者 webmaster   
2013/11/22 金曜日 20:28:29 JST
 

新大使赴任後の大使館初コンサートは、お馴染みのシャロット・ド・ロスチャイルドさんが3度目の出演です。今回は珠玉のクリスマス・ソングが数多く歌います。【Latvija編集室】

 

※写真は初出演の演奏を終えた二人(20091113日)

 

   10回サロンコンサート 

出演 シャロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ) 風呂本佳苗(ピアノ) 

日時 12月16日〈月)1830分  

会場 ラトビア共和国大使館 〈渋谷区神山町37-11) 

会費 3000円 〈軽食付) 

主催 ラトビア共和国大使館・日本ラトビア音楽協会 

申込み・問合せ (必ず、氏名、連絡先、紹介者を明記して下さい)  

FAX 04-7132-5423  メール  このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい   

  シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)  風呂本佳苗(ピアノ)

  Latvian Embassy Christmas Concert 

プログラム

鐘がなります(山田耕筰)、かやの木山の(山田耕筰)、ちんちん千鳥(近衛秀麿)、春よ来い(松任谷由実)、Pacel Galvu, Baltā Māt!Raimonds Pauls            

 クリスマスの歌

Old CarolRoger Quilter)、The little road to BethlehemMichael Head)、Star candles(〃)、Queen of HeavenThomas Dunhill)、I wonder as I wanderarr. Stuart Calvert)、Walking in the air  Howard Blake)、The Christmas SongMel Torme 

自己紹介

私はキリスト教系の女子校で育ったので、幼い頃から宗教音楽に触れていた。私の学校は、ソールズベリー大聖堂とウィンチェスター大聖堂の近くにあった。私は 15 歳の時に歌のレッスンを開始し、すぐにその地域の周辺でコンサートを開く小さな聖歌隊のメンバーになった。私はまた、学校の主要な聖歌隊にも入り、毎週火曜日にはブライアンストンの男子校にいき、そこでバッハの《ロ短調ミサ曲》、ヘンデルの《メサイア》、ティペットの《われらの時代の子》、さらには他のインスピレーションに満ちたオラトリオを歌った。その後、 20 代初期の頃に、私はバッハ・クワイアのメンバーとなり、再びあらゆる偉大な合唱作品を歌った。幸運なことに、私はエクセター、ウェルズ、トルロの大聖堂では独唱を担当することができ、ケンブリッジ・キングズ・カレッジでも、サー・デイヴィッド・ウィルコックスの指揮で独唱を担当している。また別の機会には、私はロムジー 修道院、リンカーン、エリー、ピーターバラ、チチェスターの各大聖堂でも歌っている。これらの偉大な建築物の壮麗さと静けさは、私がこの聖なるクリスマス歌曲集の CD を作ろうと思うインスピレーションを与えてくれた一因となっている。もうひとつの要因は、実にシンプルで、12 月になると、私はどこにいてもクリスマス・キャロルを歌うのに参加してきたこと、そしてクリスマス・シーズンの音楽は楽しいということである。このキリスト教という宗教の力、あるいはこれらの歌が提示するメッセージを理解するのに、キリスト教徒である必要はない。アドルフ・アダンを別として、主として 20 世紀の作曲家によってクリスマスの出来事が描かれたこれらの歌は、そのひとつひとつが独自の価値を持った宝石なのである。この CD は、出来事の順を追って、曲目が配列されている。処女マリアを称えるところから始まって、最後に、新しく生まれた赤ん坊に礼拝するために王たち(東方の三博士)が到着するのである。そしてそれぞれの歌は、本質的に天上的な性質を持っているので、子守歌としてのテーマにも合ったものとなっている。  

シャーロット・ロスチャイルド(ソプラノ) 

シャーロット・ロスチャイルドは、世界中で歌うキャリアを歩んでいる。彼女は異なった時代、国、ジャンルの歌曲レパートリーへの、幅広い知識によって、素晴らしいテーマ・プログラム(特定のテーマに沿って企画されたプログラム)を生み出しているが、その中でも一番よく知られているのが、"ファミリー・コネクション"プログラムである。これは、19世紀と20世紀にロスチャイルド家の友人だったり、教師だったり、先祖だったりした作曲家達の音楽や逸話によって、彼女の先祖達の音楽的歴史を、辿ろうというものである。シャーロットは、今年このプログラムを、スイス、日本、シンガポール、イギリスで歌っている。主要なコンサートホールや音楽祭で歌われた他のテーマプログラムには、"花の歌の花束"(季節ごとにまとめられている)があるが、シャーロットは、これをたずさえて、2012年の春に日本とインドをツアーで廻り、2014年のの7月にも再び日本を訪れることになっている。また、イギリスの歌曲を集めた"マジカル・イヴニング"というプログラムがあるが、これはハープ伴奏付きの"妖精の歌"として、最近Nimbusレーベルからリリースされている(カタログ番号NI6193)2012年、シャーロットはハープと声楽の新しいプログラムを携えて、ボストン、イェール、ロンドンをツアーで、回っているが,これは、ロイヤルアンティーク協会による工芸品展覧会[メイキング・ヒストリー]に敬意を表して、創出されたプログラムで、18世紀、19世紀、20世紀初期のイギリスにおけるアンティークへの興味を反映した歌曲が含まれている。このツアーのアメリカ滞在中に、彼女はジョアン・ミロ展に敬意を表してワシントンのナショナル・ギャラリー・オブ・アートで、さらに新しいリサイタルの初演を飾っている。20年に渡って日本で歌ってきたシャーロットは、日本の古典的な歌曲を集めた"日本の旅路"(NI6190)と題されたCDを出している。彼女は、このような音楽を日本語で歌った最初の外国人であり、パイオニアとして絶賛され、ハープ、ピアノ、あるいはオーケストラの伴奏で、これらの歌を世界中で歌い、その美しさを広めている。つい最近もボストン美術館とニューヨークの日本クラブで、日本の歌曲を歌っている。彼女の最新のリリースは、"マテイルド・ド・ロスチャイルド歌曲集"(NI5903/4)と題されたアルバムと、"シューマン歌曲集〜インテイメント・リサイタル"(NI5908)と題されたアルバムである。前者は、彼女の才能豊かな先祖マテイルダ・ド・ロスチャイルドが書いた、フランス語とドイツ語の美しさ歌曲を聴かせてくれる。マティルドは、ショパンの弟子となり、数多くの楽譜が出版された。後者のアルバムはロベルト・シューマンの歌曲集で、エリザベート・クールマンとメアリー・スチュアートの詩による歌曲、そして"女の愛と生涯"が含まれている。さらに一番最近リリースされたCD"クリスマスララバイ"(NI7095)で、クリスマスの曲目を美しく歌っている。  

風呂本 佳苗 (ふろもと かなえ)(ピアノ 

兵庫県西宮市出身。幼少より、加藤豊子、伊藤ルミ、龍野順義の各氏に師事。英国王立音楽院にて、ロイス・フィリップス、ヘイミッシュ・ミルンの両氏に師事し、ピアノ科を首席卒業、奨学金を得て同音楽院演奏専攻科を修了。また同時期にロンドン大学大学院音楽修士課程修了。また、ジョルジュ・シェボックやアンドラシュ・シフその他、多くの著名なピアニストのマスタークラスも受講。在学中から、ソロ、室内楽、伴奏の各分野で数多くの賞を得る傍ら、英国内やノルウェーなどでラジオ出演を含む、多くの演奏活動を行う。95年、神戸と東京でデビュー・リサイタル、また、NHKFMに出演。99年PLG新進芸術家コンサートにてロンドン・パーセルルーム・デビュー。日本とイギリスの両国を拠点にソロ活動を続け、また内外の多くの優れた演奏家とも共演。これまでに、ヨーロッパや東南アジアの各国、アメリカにてもコンサートに出演している。ロスチャイルド氏とは、2000年以来、共演を重ねている。2011年には、東京フルトヴェングラー・フェストでフルトヴェングラーの室内楽作品をヴァイオリニスとともに好演、そのライヴ録音がCD化された。本年秋、初のソロCD「風呂本佳苗ピアノリサイタル~野遊び日和~」をリリース。 

最終更新日 ( 2013/11/22 金曜日 20:37:13 JST )