【5月3日】藤井会長連載13 リガ写真ショウ5
作者 webmaster   
2013/05/03 金曜日 16:32:26 JST

写真で見るラトビアの歴史(13

          日本ラトビア音楽協会会長 藤井 威 

 

ラトビア共和国首都リガ市の写真ショウ5

 1ピルセータス運河とオペラ座 リガ・オールドタウンの西側は大河ダウガヴァに面しているが、東側はこの小さなピルセータス運河によって新市街地と画されている。運河周辺は写真のような美しい公園になっている。右に見える建物はリガの誇るオペラ座である。(2006年撮影)

  

 

2オペラ座全景 右はピルセータス運河より見た自由の塔(1998年撮影)

    

3オペラ座で行われた独立80周年記念式典(19981118日) 19181118日の独立宣言から数えて80周年の記念式典であった。ラトビアでは、第二次大戦の経緯の中で経験したソ連への帰属は、国際法上不法なものであり、1991年の独立はあくまで「独立状態の回復」と考える。 

  

4サエイマ(ラトビア議会)(2006年撮影)

  

5ユーゲントシュティル(アール・ヌーヴォー)建築群 オールドタウンから外れた新市街地の一角に、19世紀後半から20世紀にかけて建築されたユーゲントシュティル方式の建物群があり、装飾過多とも言える見事な輝きを楽しめる。この一体もオールヅタウンとともにユネスコの世界遺産指定の対象である。(2006年撮影)

     

(付)

リガ市はハンザ同盟都市として経済活動を拡大し、都市としての存在感を急速に向上させてゆく過程を、リヴォニア騎士団領やリガ市の勢力の及んでいる地域(現在のエストニア。ラトビアの地域)において多数の中小都市が小領主から自治を獲得してハンザ同盟に加盟する動きが生じました。リヴォニア騎士団はこのような動きを抑制し、リガ大司教やリガ市に協力を求めつつ、騎士団そのものも経済的利権を追い、これらの面でもリガ市と摩擦を生じています。ハンザ同盟加盟に成功した中小都市の面影を残す美しい小都市クルディガ市を写真でご覧ください。 

ハンザ同盟小都市の面影クルディガ市 ラトビア西部クルゼメ地方になるクルディカ市はハンザ同盟に属する商業都市として、小なりといえども一時繁栄を謳歌した。現在では荒廃も目立つが、それでも往時の面影を濃厚に残し、訪れる人に何かえお訴えるようである。二階から声をかけてきた熟年女性の笑顔を忘れられない。(1998年撮影)

  

 
最終更新日 ( 2013/05/26 日曜日 21:08:00 JST )