【11月13日】ボーイスカウト 日ラ友情プロジェクト2012
作者 webmaster   
2012/11/13 火曜日 21:50:09 JST

交流5年目の夏、今年はラトビアから3名のスカウトが来日                                

          日本ボーイスカウト富士地区 川島泰彦(会員) 

 ラトビアとの交流が始まって5年目の夏、3名の若者がやって来た。ガールスカウトリーダーのリーガ・ジャグマネ(26才)、ボーイスカウトのダービス・クリスフェルヅ(19才)、ニックス シプルス(14才)でいずれも選考された優秀な若者だ。

  成田空港入国窓口から長旅の疲れも見せずにこやかに現れた。夏の盛り7月30日だから日本の暑さは彼らには厳しく感じられるに違いない。リーガは外国語学校でスウェーデン語教師を務める社交的で笑顔がかわいい。ダービスは体育大学の2年生で、ラトビアでは珍しいベースボールプレイヤー。ニックスは14才とは思えない180センチを越える立派な体格の持ち主だが笑顔のあどけない中学生だ。日本滞在は8月13日までの二週間で富士市のスカウト家庭にホームステイをしながら友情を深める。

  8月1日~2日は最初のプログラム富士登山。ラトビア出発前、これまで来日したスカウトから話を聞き大いに楽しみにしていたようだ。日本のスカウト4名とサポート隊を併せ14名の大部隊での登山だった。夕刻富士宮口五合目を出発し、深夜山頂到着、テントで仮眠してから目的のご来光を拝み、大感激した。登山前は不安そうだったが、ラトビアにない高所を極め自信を持ったようだ。 4日には地元のスカウトと夏祭りに参加し、銭湯も体験、一晩語りあかしお互いの理解を深めた。

  7日~8日は東京見学。本郷のボースカウト日本連盟を公式訪問した後、ラトビア大使館へ。アリーナさんの歓迎を受け、彼らがラトビア語で楽しそうに話す様子はほほえましかった。中目黒のリガコレクションで休憩後、渋谷6団のスカウトと落ち合い、東京でのホームステイに。翌日はスカウトの案内で浅草、お台場、大江戸博物館など東京見物を楽しんだ。 ラトビアスカウトは一週間ずつホストファミリーのお世話になり、ホストの準備した素晴らしいプログラムを堪能した。日本文化に触れる機会を得、スポーツを体験し、名所に案内された。最も感動したことは、2008年、2010年にラトビアに派遣されたスカウト全員が遠方より駆けつけラトビアスカウトとの交流に参加したことです。ますます友情が深まり、若さあふれるラトビア大好き人間と日本大好き人間が少しずつ着実に増えている事は喜ばしい限りです。

  8月12日の送別会には30名以上の関係者が集い、別れを惜しみました。ホストファミリーからはまじめで、礼儀正しく、素晴らしい若者だと高い評価を頂きました。五年間で来日したラトビアの若者は9名、ラトビアを訪問した日本の若者は7名と少数ではありますが彼らが果たした親善大使としての役割は決して小さくないと信じます。(11月7日記)

     

 富士山頂でご来光を仰ぐ

  

 ラトビア大使館訪問

  

 ボーイスカウト日本連盟で

最終更新日 ( 2012/11/13 火曜日 21:55:33 JST )