【5月15日】田摩勇ラトビア音楽通信3
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2011/05/15 日曜日 22:06:56 JST
  

ラトビア音楽通信3(翻訳:田摩勇)

  ☆ マイヤ・コヴァディエウスカ、ミラノ・スカラ座デビュー!

ラトビア国立歌劇場のスター歌手、ソプラノのマイヤ・コヴァディエウスカは、ミラノ・スカラ座の新演出によるプッチーニの歌劇「トゥーランドット」のリュー役でデビューしました。ミラノ・スカラ座は、ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場、ウィーンのウィーン国立歌劇場、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場などと並ぶ世界の主要歌劇場のひとつです。このスカラ座へのデビューは、彼女の今後を占う重要な試金石となるでしょう。指揮は、4月12,15,19,22日が、ワレリー・ゲルギエフ、5月8,13日が、ダニエレ・カルレガーリです。他の配役は、中国の王女トゥーランドットには、ソプラノのマリア・グレギーナとリーゼ・リンドストロームによるダブル・キャスト、退位したタタール王ティムールには、バスのマルコ・スポッティ、タタール王の王子カラフには、テノールのマルコ・ベルティとスチュアート・ネイルのダブル・キャストです。今年1月のラトビアの新聞「ディエナ」のインタビューに「今年の春にはドレスデン、ウィーンそしてミラノにデビューします。これは、メトロポリタン歌劇場へと続くキャリアの始まりだと思っています」と答えています。また今年の「シグルダ・オペラ・フェステバル」ではチャイコフスキーの歌劇「エフゲーニ・オネーギン」のタイトルロール、タチヤーナ役を歌う予定です。

 
最終更新日 ( 2011/06/02 木曜日 09:10:10 JST )