【11月16日】ウィーン在住野村三郎氏の来日講演と講座
作者 webmaster   
2010/11/16 火曜日 19:37:32 JST

ウィーン音楽界で最も著名な日本人

 当協会会員でウィーン在住の音楽学者・野村三郎氏が12月に来日し、生誕200年を記念する「シューマン メモリアル コンサート」に出演して、『シューマンとクララ 音楽と愛』と題した講演を行います。

野村氏は早稲田大学博士課程修了。1970年に留学(ウィーン大・ウィーン国立音楽大)してウィーンとの縁が出来、以降、ウィーン東邦アカデミー教授を長期間勤め、最近もメロス音楽研究所代表として活躍するなど、ウィーンの音楽界では最も著名な日本人として知られています。「ウィーン・フィルハーモニー その栄光と激動の日々」「ウィーン三昧 ウィーンを聴く、観る、歩く」など数々の名著があり、ウィーンの音楽・歴史などの造詣の深さはウィーン人も舌を巻くそうです。それだけに、今回のシューマンの話は日本で初披露の内容も含まれ、極めて興味深いところです。当日はクラリネットとピアノによる「幻想小曲集」、歌曲集「詩人の恋」などが演奏されます。出演は鈴木生子(クラリネット)、半田暁(テノール)、清水美左子(ピアノ)の各氏。Latvija編集長 徳田浩】

 

 

《チケット等のお問い合わせ》

 

 

つくば市ノバホール(12月22日18時30分開演)04-7186-1705(依田)

 

江戸川区東武フレンドホール(12月24日14時開演)047-353-8578(橘田)

 

 

 

  

 

早稲田大学エクステンションセンターで講義

 

 野村氏はさらに115日・22日(各土曜日)に早稲田大学エクステンションセンター講座で「マーラー生誕150年・歿後100年記念『私の時代がきた』という題で講義を行います。早稲田大学の教育・研究機能を広く社会に解放することを目的にしたセンターで、大学としては国内最大の生涯教育機関です。これまで野村氏は6年連続講義を続けておられますが、最高人気講座を持続しています。朝から休憩を挟んで4コマ、計8コマの講座です。大学関係者以外でも受講可能ですので、早稲田大学エクステンションセンターにお問い合わせください。

野村氏は30年続いている霧島国際音楽祭の創始者。ザルツブルグ音楽祭などオーストリアの音楽の催しは欠かさず聴いておられるし、執筆活動なども多忙で、本人自ら“貧乏(?)暇ナシ”(カッコ内は編集部加筆)と嘆くほど、仕事に追われる毎日のようです。

※野村氏は学部在学中(文学部哲学科・鹿児島県立鶴丸高校出身)グリークラブに所属。私(徳田)の一年下で、当然ながら(!)“野村、野村!”と呼び捨てにした時代が懐かしい限りです。

   
最終更新日 ( 2010/11/22 月曜日 11:23:10 JST )