【5月2日】田摩勇ラトビア音楽情報第2弾 |
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2011/05/02 月曜日 13:30:25 JST | |
田摩勇理事(NHKの音楽番組担当)翻訳のラトビア音楽情報第2弾を掲載します。なお最後に、協会からの連絡(第6回サロンコンサート・5月16日)を掲載していますので併せてご覧ください。【Latvija編集室】 ラトビア音楽情報2(多摩勇翻訳執筆) ♪ エストニアの振付師ティイト・ヘルムによる新演出リストのバレエ「椿の花の貴婦人」(椿姫)初演! 今年は、フランツ・リスト生誕200年の記念の年に当り、世界各地でリストに関する催物が行なわれています。2011年3月25日にエストニアの振付師ティイト・ヘルムによる新演出リストのバレエ「椿の花の貴婦人」(椿姫)が、ラトビア国立バレエ団により初演されました。「椿姫」といえば、ヴェルディが、アレクサンドル・デュマの小説「椿の花の貴婦人」をもとに作曲したオペラをご存知でしょう。この小説の主人公は、19世紀中頃パリで高級娼婦として大変人気のあった「マリー・デュプレシー」がモデルです。リストは、当時ヨーロッパ中で最も人気の高かったピアニストで、パリでも超アイドルで、社交界でもモテモテでした。実際1845年に彼女に会っており、二人はすぐに激しい恋に落ちました。このような背景からリストの音楽を用い、バレエ化する試みがすでに行なわれており、今回の上演もその一つです。指揮は、バレエ音楽を得意とするアトヴァルス・ラクスティーガラ。彼は、2009年にラトビア国立歌劇場で、ヴェルディの歌劇「椿姫」を振り、デビューしています。舞台装置と衣装は、エルドール・レンター、照明は、ドイツ人クラウス・ゲルディツが担当しました。 ♪ 第11回国際バッハ室内楽フェスティバルが、3月27日に開幕! このフェスティバルは、春、夏、秋の3回に別けて、12月6日まで行なわれます。このフェスティバルのコンセプトは、バッハの室内楽が持っている美学的な、文化的な又歴史的な大きな価値を認めることにあります。またバッハの室内楽をはじめ、バッハの息子たちの作品や現代作品、さらにバッハの個性に触発されて書かれた作品などを新鮮な解釈により演奏されることが楽しめます。3月27日に「グレイト・ギルト」で行なわれたオープニング・コンサートでは、ドイツの名門古楽アンサンブル「コンツェルト・ケルン」によるバッハと18世紀のイタリア作曲家の作品が演奏されました。春のシーズンでは、4月1日にロシア出身のピアニスト、アレクセイ・ルビモフが19世紀に製作されたエラール社のオリギナル・ピアノを使い、ドビュッシー、ショパン、シューベルトの作品、4月7日にイタリアのリコーダー奏者ステファノ・バグリァーノとチェンバロ奏者アンドレア・クーンによるバッハと18世紀のイタリア作曲家の作品、そして4月10日にルクセンブルクのマンドリン・アンサンブル「アルテマンドリーネ」によるヴィヴァルディ、ドメニコ・スカルラッティ、バッハ、ボッケリーニの作品の演奏会が予定されています。 協会からのお知らせ ♪第6回サロンコンサートのご案内 大震災の影響で延期していた第6回サロンコンサートを5月16日(月)18時30分からラトビア共和国大使館で開催します(開場18時)。今回は、ラトビア共和国大使館開設5周年記念と、当協会会員清水光子さんが寄贈したグランドピアノ披露を兼ねたスペシャル版です。当日は、ご参集いただく皆様共々被災地への弔意・お見舞いの心を発信したと願っています。 1、三つの星、わが祖国に、荒城の月、他 小玉雅子(ソプラノ)、風呂本佳苗(ピアノ) 2、ガルータ作曲ピアノ三重奏曲 他 福岡千架(ピアノ)、河西麻希(サックス)、福原信太郎(サックス)(予) 会費3500円(当日、会場でお支払いください)。 【申し込み先】加藤晴生専務理事 電話・ファックス 04-7132-5423 メール このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい 定員に達したら締め切りますので早めにご連絡ください。 ♪ラトビア国立歌劇場の日本語版リーフレット A4版三つ折のコンパクトな内容です。今年はこの歌劇場に所縁の深いワーグナーの超大作「ニーベルングの指輪」に注目が集まりそうです。リーフレットをご覧なりたい方は加藤専務理事まで連絡ください。 |
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最終更新日 ( 2011/06/02 木曜日 09:09:10 JST ) |