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【3月13日】大塚精一郎元大使(常務理事)の『笑いとユーモア』人生 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2019/03/13 水曜日 13:40:26 JST


 

下記は大塚精一郎常務理事(元スェーデン・ラトビア大使)が新年の協会ニュース掲載用に寄せられたものですが、諸種の事情で発行が遅れていますので遅まきながらこのサイトに掲載させていただきます。大塚さんはバグパイプの演奏でも知られる他、極めて多くの趣味を持つ才人ですが、最近、地元の音楽仲間と「国立ろくでなしシンガーズ」というバンドを結成し、笑いを交えた演奏で大評判とか。ポップスグループでは先輩の編集子も完全にハットオフです。写真はその演奏風景、音は聞こえせんがコスチュームはプロですね。(徳田浩)

トピックス掲載を中断していたことに多くのお問い合わせを頂きました。お詫びします。

 

 

人生は『笑いとユーモア』と共に

 

『国立ろくでなしシンガーズ』(平均年齢71歳)を結成

 

 

昨年の4月、国立市役所から私の自宅に新しい保険証が茶封筒に入って届きました。見ると、《後期高齢者保険証》と書いた薄いピンク色の小さなカードでした。『なんじゃこれは?次は末期高齢者か!!』・・・話には聞いていましたが、実際に、そんな無茶な字の躍る保険証を自分が受け取ってみると、実に腹がたちましたね。「そうか俺は75歳か・・・それなら、《後期高齢者》ではなく、《高貴高齢者》になってやろうじゃないか」私はそう密かに決心し、色々考えて、地元の音楽仲間を誘って《国立ろくでなしシンガーズ》というお笑い親爺バンドを結成しました。ギター2本とバンジョー1本で構成するこのバンドは平均年齢81歳です。クチコミで評判になり、忘年会、同窓会、で歌うようになり、最近では介護施設からもリクエストが来ております。

 

 バンジョーの山ちゃん」が「パーキンソン病」で右手が震えるようになり、一時は「バンドを辞める!」と叫んで練習に出てこなくなったこともあります。ギターの源ちゃんは、奥さんの認知症が進み、ある晩、「もう死にたい、殺して!」叫ばれて、一瞬首に手をかけたこともあったそうです。色々なことがありましたが、皆、気を持ち直して立ち直り、バンドはなんとか続けております。「俺たちの余生は《歌と笑いとユーモア》だ」という心情を3人が固く共有していからだと思います。川柳が得意な山ちゃんは、いつも笑わせてくれます。この間の舞台では、「18歳と81歳の違いは、なーに?」とお客様に「なぞなぞ」をかけ、「18歳は恋に溺れまーす。81歳は風呂で溺れまーす」と笑わせた後、「東京オリンピックにどうしても出たいと頑張っているのが18歳でーす。東京オリンピックまでどうしても生きていたいと頑張っているのが81歳でーす」とやって、皆を笑いの大きな渦に巻き込んでくれました。

 

 皆様、今年が《笑いとユーモア》に満ちた年でありますように祈っております。


 

《余談》大塚さんが以前披露されたユーモアの数々を今も編集子は時々使わせてもらっています。例えば「蚊は英語ではモスキートー、では中国語では?」「皆さんゴルフをおやりになりますよね。今日はダブルボギーの連続でスコアが良くないですが、韓国語でダブルボギーは?」。正解は「チースー」(血吸う)、「パープラスニダ」(パー+2だ)。いつも大笑いになります。(徳)

 

さらに大塚さんは優れたエッセイストとしても知られています。かつて外務省の月刊誌『外交フォーラム』に、鮎川一郎というペンネームで長期連載されました。タイトルは

 

 ユーモア・エッセイ 《ジョークで踊る 小話で綴る大きな話》

 

最近、編集子はコピーで全話を読ませて頂き、11話に笑いを禁じ得ませんでした。極めてお堅い雑誌ですが、読者は真っ先にこのページを読んだという話も肯けます。是非出版されてこの上品なジョークを多くの方々に共有して欲しいと思いました。(徳)

 

 


最終更新日 ( 2019/04/03 水曜日 17:13:35 JST )
 
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