第4回ラトビア音楽祭(2)5合唱団が出演します。 ラトビア音楽祭in東京~平和を歌の翼に乗せて
今回(第4回)は本国からアイラ・ビルジニャ指揮者来日、フラウリッヒ・ボカール(徳島)、早稲田大学グリークラブ(東京)、クオリス・ブンビエリ(千葉)、NHK東京児童合唱団ユースシンガーズ(東京)、日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマ(東京)が出演。 合同を含めて6ステージ・2部構成です。東混の常任指揮者で特に北東欧合唱曲の第一人者である松原千振当協会常務理事が進行と分かりやすい解説を担当します。概略は次の通りです。なお演奏曲は日本語訳を掲載します。もちろん、一部を除いて全てラトビア語による演奏です。本当に美しい言葉です。【Latvija編集室】 (開幕演奏)「わが祖国に」 ”百万本のばら”の R・.パウルス作曲で、「風よそよげ」と共にラトビアでも最も多く歌われる美しい作品です。松原千振氏の指揮で協会合唱団「ガイスマ」が演奏します。冒頭の佐藤拓さん(ガイスマ指揮者)の独唱(テノール)は聴きものです。ピアノ伴奏はお馴染みの風呂本佳苗さんが担当します 《第1部》 第1ステージ フラウリッヒ・ヴォカール 指揮:赤池喜代 「麻をすいて、麻すき人さん」「いえヴィニア」 フラウリッヒ・ヴォカール(指揮:赤池喜代) 1993年、徳島市の有志により結成。団名は「女らしい声」を意味するドイツ語風造語。これまで、徳島県合唱連盟主催の合唱祭、おかあさんコーラス大会、アンサンブルコンテストへの出場を中心に、独自にクリスマスコンサート、演奏会を行う。昨年10月には結成20周年を記念して4回目の演奏会を開催、メンデルスゾーン「3つのモテット」林光「日本抒情歌曲集」を歌って好評を博す。ラトビアの合唱曲との出会いはAve Solの1枚のCDから。楽譜を取り寄せ、言葉を勉強する交流から、2007年4月にはラトビアより少女合唱団RESONOを招いての交流コンサートも開催。第33回おかあさんコーラス大会(2007)ではラトビア民謡のメドレー「娘たちよ、夜に歌え」を民族衣装で熱唱し、ひまわり賞を受賞する。前大使ペーテリス・ヴァイヴァルス氏が徳島来県の折りには演奏を披露したことも。ラトビア音楽協会の2008年の「歌と踊りの祭典」ツアーに2名が参加。美しいラトビアの自然、街、歌、踊り全てに感動する。
第2ステージ 早稲田大学グリークラブ 指揮:白石貴啓 「戦に赴いて」「一生歌がある」 早稲田大学グリークラブ(指揮:白石貴啓) 早稲田大学グリークラブは早稲田大学音楽会の声楽部として活動を開始し、1907年(明治40年)に、早稲田大学の創立25周年を記念して作られた校歌、通称『都の西北』と共に、初代グリークラブが結成された。創立108年目を迎える今日に至るまで早稲田大学と共に歴史を歩んできた伝統ある合唱団であり、作曲家の磯部俶、声楽家の岡村喬生、コーラスグループのボニージャックスなど、音楽界の第一線で活躍する数多くのOBを輩出、現在は100名ほどの団員が所属しており、春夏秋冬、年4回の演奏会を中心に、大学公式行事における演奏や、国内・国外への演奏旅行、小・中・高校における音楽観賞会への出演、企業からの依頼演奏など、幅広い音楽活動を行っている。海外演奏旅行では、過去ラトビアでも二度公演をしており、また昨年9月にはモンゴル公演を行って日本とモンゴルの交流の架け橋となった。
第3ステージ クオリス・ブンビエリ 指揮:大津康平 「母なる太陽」「風よ、そよげ」 クオリス・ブンビエリ(指揮:大津康平) 八千代松陰高等学校合唱部OB・OG合唱団。(指揮:大津康平) 現在大学生を中心に約20名で活動中。 団名はラトビア語で「合唱団 梨」という意味で、八千代松陰高校近くにある梨の木が由来。上質な音楽演奏と地域の音楽文化発展を目指し、 コンクールや合唱祭への参加の他、訪問演奏や演奏会等の出演も積極的に行っている。昨年は第7回声楽アンサンブルコンテスト全国大会出場、創団5周年を記念した演奏会の開催など、充実した1年となった。2015年は、3月に行われた関東ヴォーカルアンサンブルコンテストに県代表として出場。現在は夏のコンクールに向けて練習中。ラトビア音楽祭本番では3月に八千代松陰高校を卒業したばかりのフレッシュな新入団員も含めて、高校時代から慣れ親しんできたラトビア語の合唱曲を披露したい。
第4ステージ NHK東京児童合唱団ユースシンガーズ 指揮:金田典子 「まだ心がある」」白い靴下を履いて」「子犬にパンをあげた」 NHK東京児童合唱団(NHK Tokyo Children Chorus)(指揮:金田典子) 1952年3月「少年少女に豊かな心を」という願いから、NHKの教育番組と子ども番組の充実を目的として創立され、現在、170名の団員を擁し、2012年に創立60周年を迎えた。これまで、NHKの放送出演はもとより、海外の合唱団との交流や国内の主要なオーケストラとの共演を重ね、「コダーイ・ソルタン生誕100周年記念国際合唱コンクール」では、青少年部門第1位・総合部門グランプリなど、国内外の多数のコンクールに入賞。また、2009年には、NHK交響楽団と「天皇・皇后両陛下ご成婚50周年記念コンサート」に出演。オペラでも、新国立劇場、二期会、ウィーン国立歌劇場来日公演など、数多く出演している。そして、2013年からユースメンズクワイアを設立。ユースシンガーズと混声合唱に挑み、活動を広げている。
《第2部》 第5ステージ 日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマ 指 揮:佐藤 拓 「祈り」「パンは一人でやってこない」「真夜中にずっと」「旗の歌」 日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマ(Gaisma=光の意味)(指揮:佐藤拓) 合唱団ガイスマ2009年に「ラトビアの歌を歌う会」として誕生。ラトビアの合唱曲の素晴らしいメロディーとハーモニーを日本の皆様に伝えたいと、いろいろなイベントに出演し、活動している。ラトビア語指導を堀口大樹(岩手大学准教授)が担当。2013年7月にはラトビアの首都リーガで開催された“第25回ラトビア歌と踊りの祭典”にとして特別招待され、リーガ郊外の野外大ステージで15000人の歌い手とともに合唱する喜びに浸った。これは5年に一度開催される歌の国ラトビアの祭典で、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されており、ラトビアの国家行事となっている。同祭典のグランドファイナルコンサート芸術監督のアイラ・ビルジニャ女史とは長い間の親交がある。
合同演奏 指揮:アイラ・ビルジニャ ピアノ:風呂本佳苗 Svētī debesīs šo zemi (空でこの大地を讃えよ) Saule Pērkons Daugava (太陽、稲妻、ダウガワ) š Dvēseles Dziesma (心の歌) Dāvāja Māriņa(百万本のバラ(マーラが与えた人生)) Pūt,Vējiņi(風よ、そよげ)
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