ラトビアと親善交流活動の草分け「東川町」の本が完成

「大雪山～神々が遊ぶ庭（カムイミンタラ）を読む」

著者：清水敬一・西原義弘　写真：大塚友記憲　編：写真文化首都「写真の町」東川町

新評論刊　四六上製　予価2９１６円（税込）

北海道の屋根「大雪山」と人々かかわりの物語。忘れられた逸話。知られざる逸話、知られざる面を拾い上げながら、「写真の町」東川町の歴史と今を紹介。日本で最初にラトビアとの親善交流を図った同町（当協会の先輩と言える）を知る上でも、会員各位の一読をお薦めする【Latvija編集室】

著者の一人西原さんは69年から東山町に住み、北海タイムス社勤務を得て2012年から東川町史編纂専門委員を務める。

西原義弘氏『北海道の屋根「大雪山」、その最高峰「旭岳」は北海道上川管内東川町の山である。「ふるさとの山」として誇りを持って眺めるとき、様々な人とのかかわり通して見えてくる大切なものがある。登山道が整備されてなかった大正時代、困難な状況にもかかわらず旭岳に何度も登った女性がいた。古い新聞に「何者ぞ？！」と載った記事を手掛かりに調べていくと、「霊峰登山」という言葉が浮かんできた。その霊峰のふもとにある天人峡には、ハゴロホトトギスという、一度聞いたら忘れられない名前の祝物が自生いている。この命名のいきさつと、採集された標本の行く末にもドラマが秘められていた。動物文学の第一人者、戸川幸夫が毎日新聞の夕刊に連載した「山のキバ王」は、広大な大雪山と東川町を舞台に繰り広げられた牧場の娘と犬の物語』だが、地元ではあまり知られていない。なぜなのだろう、どうやら伏線がありそうだ。また、旭岳で事業として硫黄が採掘されていたことや、枯れ木でSOSを山中に残した遭難事故なども、今は知らない世代のほういが多くなっている。大雪山の忘れられたエピソード、忘れざる一面を拾い上げながら書き進めたのが本書である。日本で一番早く紅葉がはじまる大雪山と人との物語を通して、写真文化首都「写真の町」東川町のことを全国の人たちに伝えたい。』（新評論2015・2号より転載） 

この件については当協会も全面的に協力する予定で具体的には後報します。

関連イベント情報  

『大雪山 神々の遊ぶ庭を読む』刊行記念・写真展＆ライブトーク開催！

☆北海道東川町在住のフォトグラファー大塚友記憲さんが大雪山の豊かな大自然を撮影した貴重な写真を多数展示。また、通常は北海道／大雪山周辺の観光情報や東川町でしか入手できないポストカードや大雪山国立公園北部地区の登山地図、自然観察ガイドブックも限定販売！

是非お立ち寄りください。

写　真　展

■2月27日（金）～3月31日（火）

八重洲ブックセンター本店・3階壁面ギャラリーにて

*お問い合わせ・03-3281-8203（3階直通）　

■4月3日（金）～4月26日（日）

MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店(東急百貨店本店7F)喫茶コーナ壁面ギャラリーにて

*お問い合わせ・03-5456-2111　 

■5月1日（金）～5月31日（日）

ジュンク堂書店池袋本店７階・自然科学書フロアー壁面ギャラリーにて

*お問い合わせ・03-5956-6111

ライブトーク

□4月16日（木）19：00～『大雪山－神々の遊ぶ庭を読む』刊行記念

東川町の町長・松岡市郎さん＆写真家・大塚友記憲さんライブトークをお届けします。

*開催日時：2015年4月16日（木）開演19:00 (開場18:30)

*開催場所：紀伊國屋書店新宿南店・3階 イベントスペース〈ふらっとすぽっと〉

渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タカシマヤタイムズスクエア

*入場無料、予約不要

*お問い合わせ・03-5361-3301（代表・自動音声応答）

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