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【10月14日】ノルマンス・ペンケ新大使単独インタビュー PDF プリント メール
作者 webmaster   
2013/10/14 月曜日 21:54:07 JST

 日本ラトビア音楽協会は102日、着任早々のノルマンス・ペンケ新大使に、ラトビア大使館で単独インタビューした。詳細は年末発行予定の当協会ニュース「Latvija21号に掲載するが、取り敢えず魅力的な新大使の基本的な方針とプロフィールなどを紹介する。当日は加藤晴生専務理事と堀口大樹理事(通訳)が同行した。大使は終始笑顔で、極めてざっくばらんに長年の友人に話すように本音で応えてくれた。Latvija編集長 徳田浩】

 

 

  

ノルマンス・ペンケ大使(102日・ラトビア大使館で)

日本ラトビア音楽協会との関係

  着任早々のインタビューに深く感謝します。協会が私を名誉会長に推挙してくださったことを光栄に思います。素晴らしい友人と一緒に仕事が始められるのは本当に嬉しいことです。日本ラトビア音楽協会とは、大使館としても私個人としても大変蜜な関係にあり、これを維持し更に強固なものにする努力をしたい。貴協会が両国の文化交流に果たしておられる役割は常日頃から耳にしていました。私にとって重要なことは、協会と一体になって日本とラトビアの交流の輪を更に広げてゆくことを大事にすることだと考えています。 

 

二代目大使としての基本的な方針

 

  もちろん私の役割は文化関係に止まらず、政治・経済の関係強化という大きな仕事があります。両国の政治関係はとても良好です。これまでラトビアの首相や国会議員が日本を訪問していますが、常に大きな成果を収めています。歴史的にみても2007年の天皇皇后両陛下のラトビア訪問は、極めて大きな出来事でした。

 経済分野ではこれから成すべきことが沢山あります。いずれも興味深い分野です。

 ラトビアは小国です。いずれにしても、日本の多くの方々にラトビアを知っていただくことが大きな課題です。歴史的にも関係が深い日本大使に任命されたことは非常に大きな挑戦です。繰り返し申し上げれば、政治・経済・文化・観光の関係をさらに強化し、人と人の絆を一層深めることが私の役割です。前大使や職員がやっていたことをそのまま継承できるのは非常に運がいいことですが、これからの大使館の仕事を協会紙に掲載していただけるとすれば、名誉領事のネットワークをもっと拡大したいと伝えてほしいです。国にとって名誉領事が多いということは、それぞれの場所で人が集ることができるし、皆さんに幅広く利用して頂けるという利点があります。小さな国ラトビアがあるということ、ここに大使館があるということを皆さんに伝えていただきたい。私どもはどんな相談・要請にもしっかりお応えいたします。ラトビア大使館のドアはいつでもオープンしています。

 

 宮中での信任状奉呈儀式は、係りの方から形・進行を分かりやすく説明され、全く戸惑いはありませんでした。天皇に自分の手で信任状を奉呈し、会話を交わすことができたことは大きな名誉でした。ダナ書記官、アリーナ開発会社代表ら、大使館職員全員が参加できたことも貴重な機会でした。ダナは民族衣装で参加したので、ビジュアル的にも印象深いものになりました。

 

  

 

 

 信任状奉呈で馬車の出迎えを受ける大使

 

 

家族のことや、趣味、音楽のことなど…

  家族は妻と娘二人です。末娘は2週間前(919日)に11歳になり、誕生日はここで祝いました。国際小学校に入学し、友達も出来て誕生日に招くなどすっかり日本に馴染んでいます。妻は家の中の整理(物を集めたり運んだり)に追われていますが、これが終ったら日本のあちこちを旅行したいと願っているようです。私の趣味は(これは家族全員ですが)冬のアルペンスキーやスケートが大好きです。夏はテニスや水泳を家族全員で楽しみます。妻と一緒にゴルフやスキューバダイビングもやりますし、ゴルフも大好きですが、当面はなかなか時間が取れないでしょう。私は日本語が出来ないが日本の文化や自然も満喫したと願っていますし、日本を深く知りたいという好奇心が一層強くなるでしょう。

  音楽に関しては、私は楽器も演奏しませんし歌もあまり歌えないのでもっぱらリスナーに徹していますが、クラシックから現代音楽まで幅広く聴きますしジャズも大好きです。ラトビアは音楽が非常に盛んで、音楽関係者の多くと親しくしていますし、情報も熟知しています。歌は、辛い時に慰めを与えてくれるし、力を与えてくれますので、私も歌の祭典や合唱の活動に大変関心を持っています。歌の祭典でガイスマを見た時は大変感動しました。

 11月にヤンセンスがアムステルダムコンセルトヘボウを率いて来日します。来年はラトビア国立歌劇団が訪日します。アンドレス・プオカという新進気鋭の指揮者が3作品を上演する予定です。プオカは日本の交響楽団も指揮します。大使館としては協会と一緒にやっているサロンコンサートも今後ますます積極的に展開したいと願っています。

 ロンドン在任中に初めて歌舞伎を鑑賞したが、本場の歌舞伎を是非鑑賞したいですね。

   最後に、赴任して間もない時期に、こうして協会の方々と親しくなれたことを極めて順調なスタートだと感じていますし、心から感謝します。ありがとうございました。


  

  新大使を囲んで加藤晴生専務理事(左)と徳田浩編集長

最終更新日 ( 2013/10/19 土曜日 11:00:45 JST )
 
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