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【1月9日】ラトビア2012年の動き PDF プリント メール
作者 webmaster   
2013/01/09 水曜日 15:15:05 JST

 

 ラトビア投資開発会社の長塚徹日本コーディネータイから届いたレポートです。長塚さんは元駐ラトビア臨時代理大使で当協会会員です。政治経済の状況及び日本との関連強化の模様が詳述されています。欧州金融危機の中でのラトビアの政治経済の安定ぶりが伝わってきます。農業も大豊作だったとか。注目すべき情報は201411日からユーロが導入されることで、ラトビアも新しい時代に入ることになります。なお、文中に出てくるドンブロスキー首相(リーマンショック以降続いた同国の経済危機を立て直した)が3月に訪日される予定です。【Latvija編集室】  

ラトビア2012年の動き

                 2013年1月  ラトビア投資開発公社 

(以下の月日は、特に明示しない限り2012年です) 

1 経済の現状と今後の見通し 

  ラトビア経済はその後も順調に拡大しています。第三期のGDP成長率は前年同期比5.3%とEU諸国中最高の成長率を記録しました。年間の成長率は5%の見込みです。10月の失業者数は10.6万人、失業率10.7%と前年同期より1.9%減少しました。10月末の消費者物価は前年比1.6%と世界的な食料価格の高騰にも拘わらず、安定しています。年間では2.3%と予測されています。第二期の輸出は前年同期比3.9%増加、輸入は4.9%増加、同期末の経常収支尻は165百万ラッツ、GDPの4.3%に相当する赤字になりました。ラトビアの経常収支はほぼ恒常的に若干赤字ですが、資本収支の黒字で均衡しています。

2 2014年ユーロ導入 

ラトビアは、予定通り、2014年1月1日よりユーロを導入する予定です。ラトビア議会は、12月13日、ユーロ導入のための諸準備作業、具体的措置を規定する法律を可決、第一読会を終了しました。すなわち、ラッツよりユーロに交換出来る期間は導入に先立つ3ヶ月前より導入後6ヶ月間とする。両通貨を並列使用する期間は導入後2週間、この期間中ATMではユーロしか引き出せない、お釣りはユーロでわたす等です。

 

  ラトビア銀行(中央銀行)公式サイトには、要旨以下のような政府見解が掲載されています。

世界的金融危機により、ユーロに対し多くの疑問、疑念が提起されたが、ラトビアは予定通りユーロを導入すべく準備中である。ユーロ圏は失うものより得るものの方がはるかに多い。ユーロを導入したEUの小国、スロベニア、キプロス、マルタ、エストニアは金融危機に際し、はるかに打撃が少なかった。ユーロ導入の是非はラトビア内において広く議論されるべきであり、政府は、IMFと共同し、初夏に大型会議を計画中である。しかしながら、現行見られる議論中には次の諸論点が欠落している。ユーロ導入により、ラトビアの既存の国際的負債の支払い額が減少する、借り入れ利子が低下した分負担が減少する、通貨交換経費を節約できる、さらには、ECBからの借り入れ制度が利用できる他、EU加盟国としての基盤をなす資本移動、共通通商、金融制度に参加することとなる。

 

  また、ドンブロフスキス首相は、12月31日、年末スピーチを行い、次のとおり、ユーロ導入の必要性を強調しました。

 2013年はラトビア独立95年周年、国民戦線(ラトビアの再独立に当たり中心的役割を果たした国民的組織)創立25周年記念の年である。ラトビア国家の創始者は、自由・独立したラトビアの将来は西欧との連携以外あり得ないと確信していた。国民戦線の指導者達は、西欧への復帰こそが地政学的優先事項であり、これがラトビアの独立、安全および繁栄を保障するものであると考えていた。今、ユーロ導入につき考える時、我々は、国家創始者および国民戦線時代の願望に思いを致し、これを実現する必要がある。ユーロは欧州国家ラトビアの一部分である。欧州では今、その将来を築いて行くために大きな変化が起きており、ユーロ圏がその中心にある。このユーロ圏に加盟することこそラトビアの利益を確保する道である。2013年を俯瞰する今、100年後のラトビアに思いを致し、国民一丸となってその実現のために努力したい。

3 政治的安定 

2012年当初は、ドンブロフスキス首相を擁する「統一」が連立政権56議席中、20議席しかないこと等に注目し、同政権の安定性欠如を指摘し、夏頃に政変が生ずるとの声がありましたが、一年中政変らしい動きはなく、同政権は抜群の安定性を見せました。「ロシア語を公用語とするか」、「無国籍者に自動的に国籍を与えるか」さらには、ユーロ加盟(与党の一部も含め、強い懐疑的勢力がある)等、国論を二分する動きが政権を脅かすことはありませんでした。「ド」首相はテレビの信任投票で三分の二以上の信任を得るなど、懐疑派の多いラトビアでは異例な程の人気を博しています。これは、真面目、気取らない人柄、数字に強い、懇切丁寧かつ筋道の立った説明振りなど、その資質、能力に拠る部分も多いと思われます。

 4.記録的豊作 

2012年、ラトビアの穀類は記録的な豊作でした。輸出数量は歴史上初めて100万トンを超過するものと予測されています。国際的に不作で、穀物価格が高騰している中、ラトビアの穀物生産者は本年多額の収入を得ています。

 5.伊藤忠代表の来訪 

3月、伊藤忠機械・情報カンパニー、プラント・船舶原子力プロジェクト開発室幹部が来訪し、当地電力会社Latvenergo、関係省庁幹部と協議しました。

 6.日立電気代表の来訪 

4月、日立電気の代表者が来訪し、リトアニア・ヴィサギナ原子力発電所建設計画に関連し、当地電力会社Latvenergo社と協議、また、部品の調達に関連し、業者を対象とするセミナーを実施しました。

 7.JETRO代表の来訪 

5月、JETRO代表が来訪し、「ラトビア産業視察ミッション2012」実施のため、当公社関係者と協議、数企業、施設の下見を行いました。

 8.日本経済新聞による報道 

6月、石川日本経済新聞モスクワ特派員が来訪し、ドンブロフスキス首相にインタビューする等取材を行い、堅調に発展するラトビア経済、ユーロ導入、リーガ港発展の模様、日本企業の投資を歓迎する旨のパヴルッツ経済相発言等が同紙、関連紙上で報道されました。

 9.東京三菱UFJ銀行代表の来訪 

6月、ポーランド三菱東京UFJ銀行幹部が来訪し、ラトビアの市場環境を調査しました。

 10.ラトビア産業視察ミッション2012の実施 

9月20日、21日両日、JETROの共催、支援を得て、ラトビア産業の視察事業を実施しました。日本、西欧、ポーランド、ロシアより合計17名の日本企業代表が参加し、セミナー、リーガ港、企業を訪問した他、ドンブロフスキス首相に表敬しました。セミナーにおけるプレゼンテーションの内容、施設、企業訪問の様子は下記の当公社ホームページにてご覧下さい。

http://www.liaa.gov.lv/jp/jetro

 

 11.三井住友銀行成長産業クラスター室代表の来訪 

 

9月、三井住友銀行成長産業クラスター室代表が来訪し、ラトビアのインフラ案件発掘のために調査を行いました。

 

 

 12.三菱商事代表団の来訪

 10月、欧州三菱商事会社代表団が来訪し、オゾルス当公社長官、長内日本大使等と協議、ラトビアの事業環境を調査しました。

 

 13.多賀敏行大使の着任

  11月、長内大使が離任、多賀大使が着任されました。

 14.ノルウェーDnB銀行SSCの設立

  北欧有力銀行DnBが当地にSSC、シェアードサーヴィスセンターを設置することを決定しました。同行は、バルト三国を対象として候補地の選定作業を進めていましたが、関係国の経済情勢、政治的安定性、法制、語学力、安全性等を総合的に検討し、当地に決定したものです。当面50名の職員を雇用する予定です。ノルウェー企業の事業としては、先年STAT OIL社が当地に設立したSSCが想起されます。

 15.ロシア車両製造会社の進出 

  ロシア最大の貨物車両製造会社Uralvagonzavod社がリガ南方40キロにあるJelgava市に工場を設立することを決定しました。ソ連時代にミニバスを製造していたRAF工場建物が利用されます。当面年間2、500車両を製造する予定です。

 16.2012年輸出・イノヴェーション賞

  12月19日、大統領臨席の下、2012年の輸出・イノヴェーション賞授与式が行われました。入賞した企業名およびこれら優良企業の事業分野、ホームページは以下のとおりです。

 【2012年輸出大賞】

Mikrotikls社、産業用ルーター(Cloud Core Router)製造

http://www.mikrotik.com/

 

【輸出競争力賞(大、中規模企業)】

 

一等賞:GroGlass社、ガラスの反射を抑えるコーティング剤の製造http://www.groglass.com/

 

二等賞:Lauma Fabrics社、レースの製造、http://www.laumafabrics.com/

 

三等賞:Arcers社、建設会社、http://www.arcers.lv/

 

【輸出競争力賞(小企業)】

 

一等賞:Zabbix社、IT機器の探知、管理機器の製造、ソフト提供、http://www.zabbix.com/

 

二等賞:Pure Chocolate社、チョコレート(chocolate truffles)の製造http://www.purechocolate.lv/lv/galvena/

 

三等賞:Alojo Starkelsen社、澱粉製品(お菓子)の製造、http://alojas.lv/

【イノヴェーション賞】

一等賞Tilde社、オンライン辞書の作成、販売、http://www.tilde.lv/ 

二等賞Spodriba社、洗剤の製造、http://spodriba.lv/ 

三等賞Madara Cosmetics社、化粧品の製造、http://www.madaracosmetics.lv/lv/ 

【輸入代替品賞】

一等賞Dobeles Dzirnavnieks社、製粉、穀類製品の製造、http://www.dzirnavnieks.lv/ 

二等賞Evopipes社、各種パイプの製造・敷設、http://www.evopipes.lv/ 

三等賞Smiltenes Piens社、乳製品の製造、http://www.smiltenespiens.lv/ 

【工業デザイン賞】

一等賞Rigas Kreslu fabrika社、椅子等家具製造、http://www.rkf.lv/lat/ 

二等賞A.DEW社、話をするテディーベアーの製造、http://www.hugu.lv/

三等賞:Dailrade Koks社、家具・インテリア製造、http://www.dailrade.lv/

 

上記ニュースの詳細、ラトビア経済、ビジネス機会、投資環境に関するご質問は、下記担当者にお問い合わせください。

(1)郵便番号150-0047東京都渋谷区神山町37番11号プリマヴェーラ神山A号室

在日ラトビア共和国大使館

ラトビア投資開発公社日本代表

アリナ・アシュチェプコワ(Alina Ascepkova)

電話:                  03-3467-6888

ファックス:       03-3467-6897

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 (2)ラトビア投資開発公社(Investment and Development Agency of LatviaPerses Street 2, Riga LV-1442, Latvia

日本コーディネーター長塚 徹(Toru Nagatsuka

電話:371-6703―9473

ファックス:371-6703-9401

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ホームページ: www.liaa.gov.lv 

最終更新日 ( 2013/01/29 火曜日 00:37:39 JST )
 
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