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2012/06/25 月曜日 11:35:16 JST |
去る5月25日(金)18時30分より大使館・当協会共催による第8回大使館サロンコンサートが開催されました。ウクライナ大使夫妻、ブルガリア大使館のユリヤナ参事官夫妻、リトアニア臨時代理大使大使館、在日ラトビア人はじめ辺境文化の研究家、音楽評論家の星城大学武田洋平氏や、音楽評論家でご活躍の高塚昌彦氏などもみえ、このコンサートが始まって以来の63名の盛会となりました。 演奏会はソプラノ 佐藤亜希子さんによるはじめてのラトビアの曲、パウルスの「マーラが与えた人生」と、サウカの「風」から、感性豊かに歌い上げ先ずはラトビアンソング・シンガーに仲間入り、次いで十八番の歌劇「ノルマ」より「清らかな女神」を見事に歌い上げました。 当夜のメインは北條陽子さんのペレーツィスのピアノ組曲一番と二番の本邦初演2曲。音楽関係者の来場がかってないほど多かったのはこの曲を聴きに来たと云っても過言ではなさそうです。北條さんは2006年リガでリサイタルを開いた時にはじめてペレーツィスの作品を取り上げ、彼のピアノ組曲四番を演奏し、作曲者をはじめ多くの聴衆から絶賛を浴びました。これを機に彼女は日本では知られていなかったペレーツィスの作品をしばしば取り上げ紹介しています。作品の中に現れる親しみやすいメロディは現代曲にはない心安さを感じさせます。彼自身の原風景なのでしょうか。北條さんの作品に対するひたむきな姿勢が伺え、ペレツイスの作品が今後日本でいろいろな演奏家によって演奏される機会が増えることを期待させるような好演でした。 出演者の演奏が終わって恒例の懇親会、(仕事帰りの?)小田陽子さんが見えました。早速、百万本のバラの原曲、「マーラが与えた人生」の声がかかりました。佐藤さんの伴奏をした塩塚美知子さんが飛び入り伴奏、会場はすっかり盛り上がり解散予定時間もはるかに超えてお開きになりました。 次回の集まりは第三回カルチャーサロンです。8月中旬頃、講師は松原千振氏。テーマは「ラトビア歌の祭典参加に向けて」(仮題)。詳細は7月はじめ「会員通信」及び協会のホームページに掲載します。(専務理事加藤晴生記:写真も) 佐藤亜希子さん(右)とピアノ伴奏の塩塚美智子さん 演奏前にインタビューを受ける北條陽子さん 【北條さんの情報などは下記をクリック】 【3月27日】北條陽子さんがアットホームなリサイタルに出演 【2/9】北條陽子会員(ピアニスト)が出演する「コンチェルトの夕べ」
飛び入り出演の小田陽子さん(ピアノ:塩塚さん)
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最終更新日 ( 2012/07/18 水曜日 14:49:22 JST )
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