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【11月10日】ラトビア語弁論コンクール入賞者要旨掲載 PDF プリント メール
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2011/11/10 木曜日 20:20:48 JST

1位 中井 遼198388日生

 日本学術振興会 特別研究員/早稲田大学政治学研究科 4

   

『本屋と国会とリド』 

 私はこれまで3回ラトヴィアを訪れたが、毎回行う3つのことがあり、行くたびに新しい経験を得ている。

1に、私はいつも本屋へ行く。最初は英語の本しか買えなかったが、ラトヴィア語の本を買えるようになり、探している本についてラトヴィア語で質問できるようにもなった。第2に、毎回サエイマ(国会)を訪れる。親切なスタッフのおかげで本会議場の中にさえ入れてもらえたことは忘れられない。3度目の訪問時には、下手なりにラトヴィア語で話すこともできた。第3に、いつも「リド」へ行く。料理がおいしいのはもちろんだが、「ツェーシス」ビールが大好きだ。

3つの雑駁な話には共通点がある。もしラトヴィア語を学んでいなければこんな良い経験を得られなかったということだ。ラトヴィア語を学ぶことは、ただ単にラトヴィア語を学ぶということではなく、ラトヴィアの文化・社会・生活を学ぶことでもある。これからも学び続けていくつもりだ。(コンテスト申請時には3年生でしたが先日4年生になりました)

 2位 鶴田宜江198638日生)

  京都大学人間環境研究科共生文明学専攻 修士課程2

  

 『私のスィティのお母さんたち』 

「何を歌おう、何を話そう、これが始めの言葉だ。えー、おー」スイティ達が歌う「ブルドーン」だ。私にはスイティのお母さんたちがいる。何も知らない私を彼女たちは暖かく迎え、スイティの暮らしを教えてくれた。私たちは牛や山羊の乳を搾った。大変な仕事だが、毎日搾らなければならない。彼女たちの手は毎日の糧を生み出す。じゃがいもと人参を掘り、地下室は冬に向けて満杯だ。森にキノコ狩りと、クランベリー拾いにも行った。森は自然に満ち溢れている。スイティは美しい民族衣装を纏い、民謡を歌う。「そんなに綺麗な手袋をどうやって編み上げたの?」と尋ねると、彼女たちは歌で答えた。「牧場を通りぬけて、えー。多彩な手袋を編みぬいた、おー。牧場の花の色に従い、えー。手袋に色を編みこんだの、おー。」スイティお母さんたちは太陽だ。私たちに陽をあて、幸せにする。時に、陽は強すぎるが、太陽なくして生きていけない。この経験は一生忘れない。

 3位 苅田 悠198743日生) 

 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻 修士課程1

  

『小さなラトヴィア大使』 

 小さな頃から同じ学校、同じ友達に囲まれた生活がつまらなく感じていた高校生の頃、文化の違う人々や違う世界に出会いたい、という思いからドイツに交換留学をすることに。世界中から来た留学生と過ごす年に数回のキャンプでは様々な活動をしたが、中でもお互いの言葉を教え合うのが私のお気に入り。一番気に入ったのは、音が可愛らしいラトヴィア語。ラトヴィア人のリーヴァが教えてくれ、彼女も日本語や日本文化に興味を持ってくれた。彼女とはとても気が合い、ラトヴィアはいつの間にか私の憧れの国に。4年後、私は内閣府プログラムでラトヴィアに派遣され、様々な文化に触れるうちにラトヴィアが大好きになり、更に深く知りたくなった。ここまで私とラトヴィアを近づけてくれたリーヴァは私にとって「小さなラトヴィア大使」。彼女の様に、小さな日本大使になって異なる国・文化の人に日本の文化を伝え、日本を好きになってもらうことが私の目標だ。

【11月6日】第1回日本ラトビア語弁論コンクール 

  

最終更新日 ( 2011/11/10 木曜日 20:26:49 JST )
 
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