今年は日本・バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)国交樹立90周年&国交回復20周年。この特別な年を記念し、バルト三国の魅力を多くの方々に知ってほしいという願いを込めて、11月6日から12日まで、音楽、展示、レクシャー、映画上映など様々な催しが東京で行われる。この催しの為に組織された「バルト三国記念週間(Baltic Week)実行委員会」が主催し、在日各大使館、日本エストニア友好協会、日本ラトビア音楽協会、日本ラトビア友好協会、ラビュタ阿佐ヶ谷、リガコレクションが共催する。【Latvija編集室】 【 主要行事(会場・時間は下のスケジュールを参照ください)】 オープニング・コンサート(11月6日 2000円・1500円) 音楽、ダンス、映画などでバルト海のほとりの国々の魅力を紹介。我が藤井威会長が基調トークを行う。(問い合わせ:リガコレクション03-3712-7071) エストニア音楽祭(別ページで紹介)(第二回ラトビア音楽の集いはこの催しの関連行事として開催される) 写真展(11月6日~12日 無料) ラトビア歌と踊りの祭典の写真も展示される。その他、絵本、民芸品も展示。 児童画展(11月6日~30日 無料) 映画・アニメ上映(11月7日~12日 700円・1000円) レクチャー(無料) 命のビザ~杉原千畝とユダヤ人(7日)、バルト三国 その文化と歴史を語る(8日・座談会)、観光セミナー(9日) 料理教室(参加費各4000円) 11月7日エストニア料理 11月8日リトアニア料理11月9日ラトビア料理 他にエストニアン・フラワーアレンジメンント(8日)、児童書展示(11月20日~12月20日)など。期間中、手工芸品、雑貨、子供服などの展示販売を行う(リガコレクション)。 【参考】バルト三国が、革命で揺れていた大国ロシア帝国から独立を宣言し、国際的に独立国家として承認されたのが1918年、日本は1919年1月に三国と国交を樹立、リガ(ラトビア)に公使館、カウナス(当時のリトアニア首都)に領事館、タリン(エストニア)に外交官出張所を開設した。第二次大戦後、再びソ連にの一部として占領され、日本は三国の公使館を閉鎖。今ではよく知られる杉原千畝代理領事がユダヤ系避難民に日本通過ビザを発給したのは、当時のカウナスの領事館での出来事。三国は1991年9月6日に再びソ連からの独立承認を獲得、日本は10月10日に新たに国交を回復して現在に至る。
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