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【伊東えりかさんの自己紹介】 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2010/06/01 火曜日 22:33:49 JST

こんにちは、伊東えりかです。徳田編集長のご質問にお答えする意味で、私のプロフィール…のようなものを記します。

伊東えりか(21)
 筑波大学人文・文化学群 人文学類 一般言語学コース4年専攻:音声学(人間の音声、発話を取り上げて研究する学問です)
一般言語学コースには、言語に関する研究がしたい学生の中でも、学内で希望する専攻がない学生や、専攻が開設されていても、研究テーマを指導してくださる先生がいらっしゃらない学生などが集まってくることがあります。ですので、現在所属している学生の中で、似たような研究テーマを持つ学生が2人以上揃うことは非常に稀です。人手不足なので、現在当コースを担当してくださっている教授は1名です。蛇足ですが、このようなコースです。

 

私がラトビアに興味を持ったのは次のような経緯です。
 ラトビアという国に興味を持った理由は、ひとえに山本慎一先生の影響です。八千代松陰高校合唱部で山本先生が外国語曲をたくさん紹介してくださり、また練習させてくださったおかげで、それまで抱いていた外国語への苦手意識がなくなりました。当時は日本語の曲をたくさん歌いたかったので、先生に意見したこともありましたが、エストニア語(Tormisなのでおそらく…)やラテン語、バスク語など、様々な国・言葉の合唱曲に触れて、「言葉も音楽のひとつなのだ」と思うようになりました。中でも特に強く惹かれたのがラトビア語・ラトビア音楽でした。言葉も音楽も耳に心地よく、もっと聞きたい、もっと口に出してみたい、と思ううちに、いつしか大学生になっておりました。

 ラトビア語教室の存在を知ったのは、おそらく大学に入るか入らないかの頃だったかと思います。当時は新生活への準備と慣れることで精一杯で、とても教室に通えるだけの心の余裕がありませんでした。大学へ入学した後も、教授から伺ったりネットで発見したり、様々なところから教室に関する情報は得ていました(協会のことを知ったのもこの頃だったと思います)。しかしこの頃はサークル(合唱団です)に心身を捧げていたので、そちらを優先させていただきました。真剣に教室のことを知って、参加させていただこうと決心したのは、昨年筑波大で催された学会のパーティーで、堀口先生とお目にかかったときです。詳細はすべて堀口先生に教えていただきました。サークルを卒団して(3年で終わりでしたので)、新学期の目処も立ちましたので、この春から参加させていただいております。

 留学は、様々な方から勧めていただいていました。ですが皆さん、本当に私が行くとは考えていなかったようです。一番強く勧めてくださったのは、大学でロシア語を教えてくださっている教授です。しかし教授も「仕事上」強く勧めてみた、という思いが強かったようで、私が本当に行きたいです、と言ったときは心底驚かれている様子でした。
皆さんが私に「軽い気持ちで」留学は?と言っているのは分かっていましたが、私にとっては「あっ、その手があったか!」という感じの、新発見した事実のようで、「ナマの言語・音楽・文化その他を体験するには留学しかない!」と思いこんで、現在まで来たのです。まだ受け入れ先から連絡が来ていないので分からないのですが、この夏にラトビア大学(リーガ)に行きます。許可が下りれば、8月の夏期講習(EILC)に参加します。所属のことも同様に分からないのですが(大学同士の協定の関係で、所属先は既に決まっているのですが…)、おそらく「文学部」相当のところだと思います。
 ラトビア大へは、大学側へは「卒業論文の資料集め」という体裁を取っておりますが(卒論は、音声学によるラトビア語の研究です。主にアクセントに注目できればと考えています)、今回私が学びたいのは、ラトビアの基礎知識(文化や歴史)を身につけ、現在のラトビアを体験することです。音楽活動にもぜひ参加したいと考えています。基礎知識は日本でも学べることと思いますが、現地の方がどのように彼らの歴史や文化について話してくださるのか、とても興味があります。

 将来の夢は、まだ決まってないのですが、現在の専攻である音声学を活かせる仕事に就きたいと考えております。もちろん、ラトビア語・ラトビアに関われる仕事にも興味があります。今回の留学で、将来に向けての足がかりを得られるのでは、という期待があります。貴重な経験ですから、毎日充実して過ごしたいです。

 ラトビア音楽の魅力は、私にとっては、「言葉と音楽が一心同体になっている」ところです。もちろん他にも同様の魅力を持つ音楽はたくさんあると思いますが、私にとってはラトビア語・音楽が一番体に合っています。歌いたいことは音楽が表現してくれ、音楽が言葉を乗せる感じです。いつでも、うまく発音できたときは、うまく歌っているときでした。私はまだラトビア語は歌ったことがあるだけですが、きっと会話でも同じだと思います。辞典の言葉ですが、「ラトビア語は音楽的である」、まさにこの一言に尽きると思います。

時々、ラトビアから、ラトビアで体験した様々のことを連絡します。日本ラトビア音楽協会の皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

(写真)1月にチェコで親友たとち楽しいひととき。留学中の「智絵」(右上)を訪ね、イタリア人「ラウナ」とも親しくなる。右下は同行した「利恵」。

 

 
最終更新日 ( 2010/06/02 水曜日 13:46:39 JST )
 
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