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2009/07/04 土曜日 17:32:10 JST |
在日本ラトビア共和国大使館と日本ラトビア音楽協会が共催する「第3回サロンコンサート」が7月3日、同大使館で行われ、40名近い方が集って、準備された椅子がほぼ満席になる盛況でした。演奏に先立ち、大使から加藤晴生専務理事に、ラトビアの極めて大きな価値がある勲章「クロス・オブ・レコグニション」が贈られました(別掲)。 今回の出演者は左から白井朝さん(バイオリン)、風呂本佳苗さん(ピアノ)、渡辺ゆきさん(ソプラノ)、佐々木武彦さん(ピアノ)。終演後、ヴァイヴァルス大使が演奏を称え花束を贈呈した。 最初に登場した渡辺さんと佐々木さんは初登場で、共に東京混声合唱団のメンバー、というよりラトビア語教室の熱心な受講生です。お二人とも合唱団「ガイスマ」に顔を出したこともあり、最初からこの日の聴衆と仲間感覚で和気藹々の雰囲気でした。もともと美人ですが、普段とは違うドレスアップした姿の美しさと威厳にうっとりしながら驚愕の表情でした。横浜市で生まれ育ち、国立音大声楽家出身。歌のユニット「PESTOON」のメンバーとしても活躍しています。佐々木さんのことはLatvija編集室便り(4)で詳しく触れましが、今日はピアニストとしての登場でした。 二人はいきなり「ラトビア国歌」をアカペラで見事に二重唱して驚かせ、さらに渡辺さんはラトビア語で挨拶するなどサプライズの連続でした。「Manai Dzimtenei(我が祖国に)」などお馴染みのラトビアの歌の数々は「ガイスマ」メンバーにとっても嬉しいプレゼントでした。日本の歌では、“横浜市民なら誰でも知っている名歌を多くの人に知って欲しい”と「横浜市歌」を歌い、続く「てぃんぐさの花(沖縄民謡)」も美声を生かして秀逸でした。 渡辺さんと佐々木さんがサプライズデュオ 渡辺ゆき(ソプラノ) 佐々木武彦(ピアノ) 続いてお馴染みの二人、白井朝さんと風呂本佳苗さんが登場して「シューベルトのソナチネ一番」「シューマンのロマンス2番」を演奏、初共演とは思えない見事に息の合った素敵なバイオリンとピアノのデュオでした。白井さんは東京芸大器楽科出身、早稲田大学総長夫人としても有名ですが、現在も精力的に幅広い演奏活動を続けておられます。昨年の協会新年会でも美しい音色を聴かせていただきました。風呂本さんはサロンコンサート2度目の登場です。毎年、東京、愛知、兵庫で単独演奏会を開く他、国際的に活躍を続ける現役バリバリのピアニストです。最後は風呂本さんが、ラトビアの作曲家・ヴィートルズの作品を2曲演奏しました。ラトビア作曲家の作品を完全に自分のものにされた見事な演奏でした。強いタッチにピアノが悲鳴を上げていました。 白井朝(バイオリン) 風呂本佳苗(ピアノ) 白井朝さん 風呂本佳苗さん ※カメラ場所の都合でピアノの佐々木さん、風呂本さんの演奏中の表情を撮れませんでした。悪しからず。 ヴァイヴァルス大使が4人に大きな花束を贈呈したあとは、定例の懇親会。外は小雨が続いていましたが、大使館が用意して下さった美食、美酒を堪能しながら、いつまでも談笑が続いた素敵な一夜でした。 【Latvija編集長 徳田浩】 大使と堀口大樹ラトビア語講師に挟まれてご満悦の佐々木さん、渡辺さん 懇親会風景
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最終更新日 ( 2009/07/04 土曜日 17:44:55 JST )
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