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【6月22日】所感 P・ヴァイヴァルス駐日ラトビア大使 PDF プリント メール
作者 webmaster   
2009/06/22 月曜日 13:03:51 JST

 以下は、海外投融資情報財団「JOI」5月号巻頭に掲載された、ペーテリス・ヴァイヴァルス駐日ラトビア共和国大使館特命全権大使の「所感」です。同大使の許諾を得て掲載します。【Latvija編集室】

 

 ラトビア流ビジネスのすすめ 

  バルト海に面する北欧の国・ラトビア。欧州連合(EU)、北 大西洋条約機構(NATO)、世界貿易機構(WTO)、シェンゲン協定の加盟国でもある、欧州の一員です。欧州とロシア・CIS諸国との境界に位置することから、日本と欧州、ロシア・CIS諸国との架け橋として、これらの地域でのビジネスをお考えの方に最高の環境を提供しています。歴史を振り返ると、首都リガは、13世紀に結成されたハンザ同盟(海上交通の安全保障、商権拡張などを目的として北ドイツ、北海、バルト海沿岸のドイツ人諸都市が中心になって結成された都市同盟)の一員として、東西の貿易を仲介するかたちで大きく発展しました。現在のラトビアのビジネススタイルは、こうした歴史に中で培われた深い知識に裏づけされています。

 ラトビアのビジネス環境で特筆すべき点は、第一に、欧州とロシア・CIS諸国間をつなぐ整備された輸送インフラです。3つの不凍港は、周辺地域の中で最大の貨物量を誇ります。充実した鉄道網および道路網が、欧州とロシア・CIS諸国を結んでいます。こうしたロジスティクスの長所を活かし、2008年、株式会社日新により、ラトビアを経由しロシア・CIS諸国向け貨物を取り扱うサービスが開始されました。

 

 第二に、東欧における金融の中心地であることです。首都リガには、外貨を含め27の銀行が、その卓越したサービスを提供しています。

 

 第三に、IT、製薬業、応用物理、遺伝子工学をはじめとするハイテク分野が発展していることです。日本とはすでに協力の実績があり、例えば、ラトビアのGrindeks社は、大鵬薬品と30年以上の取引の歴史があります。最近では2008年に、ラトビアのZABBIX社がNTTコムテクノロジーとネットワークマネジメントシステムのパートナーとして契約を締結しています。

 

 第四に、能力の高い人的資源です。国民の高等教育修了者の割合は、カナダに次いで世界2位です。加えて、自国語のほかに、英語、ロシア語、ドイツ語などを話せる人口の割合が高く、近年では、日本語や中国語を勉強する人も増えています。

 

 これだけではありません。世界遺産に指定されているリガの旧市街は「バルトのパリ」と呼ばれています。また、リガはアール・ヌーボー建築の宝庫であり、人々を魅了して止みません。そして、輝くバルト海。最高の住環境を外国のビジネスパーソンに提供しています。

 

 リガの街に魅了されながら、日本と欧州、ロシア・CIS諸国とをつなぐ仲介貿易やハイテク関連ビジネスを行うのが、ラトビア流ビジネスです。そのために不可欠な通信インフラも完備しており、ラトビアのブロードバンドは、2008年の性能調査で世界4位にランクインしています。

 

 駐日ラトビア共和国大使館とラトビア投資開発公社が、ビジネス・マッチング支援や日本企業のラトビア訪問及び進出支援を行っています。2008年には、繊維業界やロジスティクス分野などの企業代表団がラトビアを訪問しました。ラトビアからは、約40企業の訪日を受け入れました。

 

 20098月、JTBにより初めてリガ―東京間をつなぐ直行チャーター便が運航されます。これは定期直行便開設に向けた第一歩です。日本に近づいたラトビアで、ラトビア流ビジネスを始めてみてはいかがでしょうか。    
最終更新日 ( 2009/06/30 火曜日 01:27:49 JST )
 
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