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2009/06/21 日曜日 22:14:04 JST |
第二次世界大戦終了後のソ連によるラトビア統治時代、多くのラトビア人がカナダ、アメリカ、オーストラリアや西欧に亡命しました。亡命したラトビア人たちは、ラトビア人としての連帯感を持ち合い、アイデンティーを強める手段として「歌の祭典」の伝統を守り続けてきました。 1952年、カナダのトロントで「Latvian Song Day」が開催され、その2年後の54年10月には、第1回「カナダ・ラトビア歌の祭典」が開催されました。1992年にソ連邦の配下から独立を果した後も継続され、今年は13回目を迎えます。期間中(7月1日~5日)、ハミルトンの下町はラトビア一色になるだろうと報じられています。 ジンタルスも参加 ジンタルスの指揮者・アイラさんから堀口大樹ラトビア語教室講師に届いたメールによると、今年はジンタルスがこの祭典に参加するため、25日にカナダへ向うそうです。ラトビアから「ジンタルス」の他に、合唱団「ブルティェクス」、「バルシス」なども参加します。 祭典スケジュールの概略は次に通りです。 7月1日 民族の日 ラトビア音楽・踊り、民芸品の展示、子供たちの催し、民族ダンス競技会など。 2日 開会式 民謡から現代音楽まで、歌を通しての祝賀。祭典は太鼓の音で最高潮に達すると言われる。さらにラトビア系カナダ人の現代作品展、宗教音楽コンサートなども行われる。 3日 民族衣装のショー、ミュージカル、野外での集い(バーベキューなど)が賑々しく行われる。 4日 新バレー競技会、合唱コンサート、みんなで踊るラトビアフォークダンス、大合唱コンサートなどが行われる。これには、北米の合唱団も参加し、ラトビアのクラシック作曲家の作品から現代のカナダ・ラトビア作曲家の作品が歌われ、最後にカルニンシュの「真夏の夜の夢」が歌われる。同時にフェスティバル・ディナー、フェスティバル・ダンスなどの催しもある。 5日 閉会式 キリスト教全宗派による礼拝、ラトビアの作家による朗読、北米・ラトビア人500人による民族舞踊スペクラルなどが予定されている。最後はフェアウェル・ディナー、フェアウェル・ダンスで閉幕となる。 【Latvija編集室】
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最終更新日 ( 2009/06/21 日曜日 22:30:27 JST )
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